私が、今年になってから刊行を準備していた「農地法の設例解説」が、いよいよ本年12月下旬に発売されることになった。発売元は、東京に本社がある大成出版社である。定価は決まっていないが、おそらく3,000円前後の価格になるのではないだろうか。頁数は、付録の農地法の条文を含めて240頁程度になる予定である。
この本は、農地法に関連する問題が10問と、それ以外の問題の4問の計14問を解説している。農地法に関連する10問は、いずれも、農地法と民法又は農地法と行政法が交錯する問題を扱っている。
もちろん、これらの問題は、私が過去に出した農地法の解説書の中でも、ある程度触れている問題であるが、今回の本では、やや詳しく論じている。したがって、読者の中で、過去の本では必ずしも満足されなかった方々にも満足をしていただけるものと思う。
この本は、私にとって12冊目の単独執筆にかかる本である。私が最初に出した「農地法の実務解説」(新日本法規出版)は、平成5年7月に発売された。したがって、最初の本の出版時から数えて、22年を経過したわけである。
これだけの数の法律専門書を出している弁護士は、東海三県(愛知・岐阜・三重)の全弁護士の中でも、数えるほどしかいないのではないだろうか。「継続は力なり」というが、私としては、今後も力の続く限り、執筆を続ける予定である。
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