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弁護士日記

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K大学の残念な対応に失望

2019年03月15日

 私は、本業は弁護士であるが、その傍ら、法律を平易に解説した本の執筆に力を入れている。難しい法律を平易に解説することは、実は、簡単なことではない。毎回、一冊の本を書き上げるために費やす労力は半端なものではない。
 まず、原稿を執筆する必要がある。原稿が全部完成すると、次に、出版社に送る。1か月もすると、ゲラ印刷が返送されてくる。
 ゲラ印刷を熟読して、形式的な間違いがないか否か、あるいは説明に誤りないし誤解を与えるような記述がないか否かを点検する。これが、いわゆる初校である。
 初校が終わったゲラを出版社に送り、しばらくすると、出版社から、二校のゲラが送られてくる。だいたい、二校又は三校で校正が終了となる。
 すると、約一カ月後には、本として完成する。以上のような過程を経て、本が完成する。印税は、定価の10%(~8%)とされることが多い。
 また、印税は、出版社によって支払の方法が違う。売れても売れなくても、最初に印刷部数全部の印税を払ってくれるところもあれば、現実に売れた分の印税しか払ってくれない出版社もある。
 本が出ると、出版社によっては20冊(~12冊)程度、無償で著者に提供してくれる会社がある。私の場合、関係者に対し、それらの本の大半を贈呈することが多い。
 今回、「農地事務担当者の行政法総論」を大成出版社さんから出した。この本は、これまでのものと比べ、実務よりも理論の解説に重点が置かれており、その分、学生が読むのに適している本である。
 しかも、従来、大学の教員(教授又は准教授)が書いた行政法の本には、農地法の話は、多くて5から6行程度の紹介しかされておらず、失礼な言い方になるかもしれないが、教員は、ほとんど何も分かっていないという印象を私個人は持っていた。
 そこで、3月上旬に、司法試験合格者を多く出している、東京にある有力法科大学院に対し、本を贈呈した。具体的には、W大、C大、K大、名古屋のN大、京都にあるK大、D大に対し、贈った。各法科大学からは、受領書が次々とFAXで返送されてきた。
 ところが、福沢諭吉を創設者とするK大からは、返信がなかった。おかしいなと思って法科大学院の事務に尋ねると、さんざん電話を待たされた挙句、「担当者から電話させます」との返事があった。
 しかし、全く返信の電話がかかってこないため、本日、あらためて電話すると、選書担当の女性から、「当大学では個人からの本の寄贈はお断りしています」との発言があった。
 私は、これには驚いた。受領書をすぐに返送しない理由付けとして述べているのか、あるいは本当に本の寄贈を断っているのか、よく分からなかった。
 仮に後者とした場合、「さすが私学の雄であるK大だけある。資金的余裕が十分にあるから、何も、外部の個人から本の寄贈など受ける必要などないのであろう」と感じた。
 今回、K大学の体質がよく分かったので、今後の参考としたい。

日時:14:52|この記事のページ

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