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交通事故の法律Q&A

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Q49任意保険

設問自動車を保有するに当たり、自賠責保険だけでは事故発生時の備えが十分ではないと聞きました。自賠責保険と任意保険(自動車保険)の違いについて教えてください。

Answer

人身事故を起こした場合に、相手方の損害を補償するのが自賠責保険です。これに対し、任意保険(自動車保険)の場合には、いろいろな補償が受けられます。

解 説

(1) 自賠責保険との違い
自賠責保険は、強制保険ともいわれるように、契約を締結することが法律で強制されています(Q43参照)。
これに対し、任意保険(自動車保険)の場合は、保険に入るか否かは自由です。しかし、任意保険に入っておくことによって、自賠責保険にはない補償を受けることが可能となります。
(2) 任意保険の種類
 (a) 相手方の損害を補償するもの
 自賠責保険は、自動車事故によって相手方が死傷した場合に、相手方の損害を補償する目的で締結されています。
 一方、任意保険の場合は、相手方の損害を補償する目的を持つものとしては、対人賠償保険と対物賠償保険があります。
 まず、対人賠償保険とは、自動車事故で他人を死傷させた場合に、自賠責保険の限度を超えた、つまり自賠責保険で支払われる保険金等を超えた部分について、保険金が支払われるものをいいます。
 他方、対物賠償保険は、自動車事故によって他人の財物(これには、他人の自動車も含まれます。)に対し損害を与えた場合に、保険金が支払われるものです。
 (b) 自分または同乗者の損害を補償するもの
 以上のものに対し、自動車に乗っていた保険契約者または同乗者の損害を補償するものとして、次のようなものがあります。
 第1に、人身傷害補償保険があります。これは、保険契約者と家族など一定の範囲の被保険者(被保険者の正確な範囲については、各任意保険会社の約款をみて確認してください。)が事故に遭って死傷した場合に、その損害を補償するものです(Q47参照)。
 第2に、搭乗者傷害保険です。これは、被保険自動車に乗車していた者(搭乗者全員を指します。)が事故で死傷した場合に、怪我の部位・症状別に、定額の保険金の支払いを受けるものです。例えば、死亡の場合は1,000万円、骨折の場合は30万円というように定められています。
 第3に、無保険車傷害保険です。これは、被保険者を死傷させた相手方が対人賠償保険に入っていないとき、あるいは対人賠償保険に入っていても賠償資力が不十分なときに、死亡または後遺障害を伴う傷害を負った場合に限り、一定額が支払われるものです。
 第4に、自損事故傷害保険ですが、これは、単独事故のように相手方がいない場合や、相手方がいても無過失のために自賠法3条の責任を負わない場合等に、死亡保険金、後遺障害保険金等が支払われるものです。
 第5に、車両保険は、事故によって被保険自動車に損害が生じた場合に、保険金が支払われるものです(事故には、盗難、自損事故等も含まれます。)。

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