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交通事故の法律Q&A

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Q28後遺障害等級第8級の判例(その2)

設問 日常生活動作は自立しているが、高次脳機能障害の症状がある被害者で、障害の程度が問題となった判例があれば、解説してください。

Answer

東京地方裁判所平成24年9月28日判決があります。

解 説

1 被害者の概要
(1) 症状固定時24歳
(2) 男性・大学生、飲食店アルバイト
(3) 基礎収入 550万3,900円(賃金センサス男性全年齢学歴計平均賃金)
(4) 自賠責の認定 併合8級(労働能力喪失率45%)
2 判決(東京地判平24・9・28)が認めた後遺障害の内容
(1) 併合8級
(2)  高次脳機能障害および嗅覚障害
(3) 労働能力喪失率 45%
コメント
 判決は、次の事故後の一連の事実経過から、被害者の高次脳機能障害の程度を9級10号と認め、これに12級相当の嗅覚脱失を併せて併合8級とした上で、労働能力喪失率を45%としました。
① 事故後意識障害は認められなかったこと。
② 事故6日後の頭部MRIには軽度の脳挫傷が確認されたが、半年後には、ほぼ異常なしにまで改善していたこと。
③ 言語面の記憶及び処理速度の軽度の低下以外には大きな問題は認められないこと。
④ 事故後もしばらく一人暮らしをしており、日常生活動作は自立していること。
⑤ 物忘れがひどいこと、また、新しいことが覚えられないことなどから、就労可能な職種が限られ、現在のアルバイトも飲食店のアルバイトであること。

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