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弁護士日記

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新型コロナウイルスの今後を予測する

2020年02月26日

 本年の1月中旬頃から、新型コロナウイルスに関する話題が徐々にテレビなどで報道されるようになった。当初は、中国の武漢を中国政府が封鎖するなどのニュースが大半であり、日本国民も他国の出来事として捉え、余り危機感がなかったように思える。
 それから1か月以上が経過し、新型コロナウイルスの拡大は世界に及んでいる。未だ、拡大が終息するという観測は全く出ていない。テレビでも、毎日のようにこの話題を取り上げているが、我々一般国民はどうすれば一番良いのか、とまどっている。
 今のところ、北海道や、東京、愛知県などで比較的多数の感染者が出ている。私はもちろん感染症の専門知識はないので、今後どうなるのか正確に予測することなど出来ない。
 しかし、人間には過去の出来事を学んで、将来を予測する能力があることも疑いない事実である。過去、つまり歴史を知ることによって、将来に起こるであろうことについて、いろいろと考え、打つべき手段を選択することができる。
 長い人類の歴史上、特殊なウイルスが地球規模で蔓延し、人類が存亡の危機に立たされたことがあったという話は、学校の授業などでも余り聞かない。したがって、今回の新型ウイルスが、今後、仮に世界規模で拡大したとしても、それによって人類が滅亡するという可能性はゼロに近いと推測できる。
 しかし、コロナウイルス感染が大規模に拡大することによって、世界がいろいろと悪影響を受けることは十分にあり得る。
 より正確に言えば、海外との交通が遮断され、ちょうど江戸時代に日本が鎖国政策をとっていた当時と同じ環境が再現される可能性はあると考える。仮にそうなった場合、世界の各国から、外国人が日本に来なくなる。正確に言えば、法的に渡航が制限されるため、日本に来ることが禁止される。
 その場合、国内経済に大打撃となることは言うまでもない。ここ数年は「インバウンドに期待する」という声が日本の各地(特に観光地)で聞かれたが、私はその当時から、インバウンドに頼る商売は、リスクが大きいと分析していた。
 結論を言えば、インバウンドなどには最初から大きな期待を持ってはいけないということである。そんなことに期待して設備投資を行い、また、そろばんをはじいているようでは、ダメだということである。インバウンドは、あくまで脇役という位置付けが正しいと思う。外国人頼みの政策は、どのようなものであっても危険が大きい。
 さて、昨日あたりから、東京オリンピックの開催が危ぶまれているという話まで出ているが、果たしてどうなるか?
 私の見立ては、オリンピックが中止に追い込まれる可能性は70~80パーセントと高いと判断する。理由は簡単である。ウイルス感染が世界規模で拡大を続ける結果、各国とも選手団を日本に送らないという決定をする可能性が相当に高いためである。私としても、このような予想は当たって欲しくないと心から思う。しかし、現実は厳しい。今後の展開を待つ以外にない。
 

日時:17:17|この記事のページ

ポルトガル旅行記

2020年02月05日

 以前から旅行を計画していたポルトガルに行ってきた。
 H交通社のツアー旅行(ビジネスクラス)に参加し、1月28日に羽田を出て、ポルト2泊、スペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラ1泊、ビゼウ1泊、コインブラ1泊、リスボン2泊であった。帰国したのは、2月5日である。
 今回いろいろの観光地をツアーで回ったが、印象に残ったことを書いてみる。
 第1に、ポルトガルの冬は雨季に当たるということである。初日から、4日間は、毎日、細かい雨が降っていた。しかし、今回、日本のような大粒の雨の降り方ではなく、多少、濡れるという程度であった。しかし、写真を撮る際には、片手で傘を支える必要があり、多少手こずった。
 第2に、気温であるが、雨天が続いた前半の旅行は、最高気温が14度程度であったが、旅の後半は天気が晴れたため、日中は20度近くまで上昇した。暑いくらいであった。もちろん、冬用のコートなど着てはおられない。
 第3に、現地の日本人ガイドの人の話では、最近は、ポルトガルに人気が出ており、現地の観光業は絶好調との話を聞くことできた。
 第4に、今回は、日程の一部に、巡礼で有名なスペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラが組み込まれていた。壮大な建物の内部は修復工事中であり、工事機械の音が響いていた。話によると、まだまだ工事が続くとのことであった。宿泊場所は、パラドール・レイエス・カトリコスという格式高いホテルであった。石作りの古い重厚な建物は宿泊する価値がある。夜間は極めて静かであり、周囲から何も音が聞こえてこず、自分としては久しぶりの静寂感を体験した。
 第5に、旅行パンフレットなどにも紹介されている有名な「ロカ岬」であるが、晴天の下、どこまでも続く大西洋の光景は一見の価値がある。ただし、この地は、常に強い風が吹いている場所とのことであり、訪れた当日も、やはり強い風が吹いていた。
 第6に、今回の添乗員さんは、大和撫子のような女性であり、これまで会った添乗員さんのうちでも、優秀さでは1~2番と言っても過言でないと感じた。良い人に当たって良かった。
 第7に、今回は羽田空港から出発したが、総勢十数名の参加者は、日本の各地から参加しておられた。お客の3分の2以上は女性であり、平均年齢は70歳前後と感じた。なお、男性客は計5名にすぎず、そのうち最も年齢が若い47歳の独身男性客は、グループ内では完全な「若手」として位置付けを受けた。
 多くの皆さんは、自分の方から個人的な話を積極的にされ、プライバシーなど余り関心がないという感じであった。
 第8に、旅行中の食事は、全般的においしかった。ホテルのある都市が海に近いためか、食材となる魚介類が豊富であり、日本人の口にあっている。参考までに言えば、海から遠い地域に都市がある英国や中部ヨーロッパの食事は、「どうしてこんなにまずいのか?」と思うものがあり、今回とは対照的であった。
 海外旅行は、いつものことながら疲れるが、中身の濃い8日間であった。また、今後、機会を見つけて海外旅行をしたいものである。

日時:20:42|この記事のページ

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