052-211-3639

お問い合わせ電話番号
受付時間:午前10時~午後5時

電話でのお問い合わせ

弁護士日記

弁護士日記

蛭子能収著「ひとりぼっちを笑うな」を読んで

2014年08月26日

 日頃、法律書などの硬い本ばかり読んでいると、たまには肩の凝らない本が読みたくなる。そこで、たまたま本屋で蛭子能収(えびす よしかず)さんが書いた「ひとりぼっちを笑うな」(KADOKAWA)を見つけ、早速読んでみた。
 著者の蛭子さんは、本業が漫画家であり、テレビにも時々顔を出している。私は、「ローカル路線バス乗継の旅」という番組が好きで、毎回みるようにしている。内容は、知っている方には説明する必要がないであろうが、俳優の太川陽介さんと蛭子さんがレギュラー参加者で、この他にもうひとり毎回日替わりで違う女優ないし女性タレントが加わり、決められた目的地を目指し、持参の地図帳や地元の人から聞いた交通情報を頼りに、3泊4日以内のバス旅をするというものである。
 その番組の中で、蛭子さんは、何時もマイペースでいる。なかなか面白い人だと思っていたところ、上記の本に出会ったので、早速購入して読んだという次第である。本を読んだ結果、蛭子さんと私との間には、かなり多くの共通点があることを知った。
 この本の第1章は、「群れずに生きる」というタイトルとなっている。蛭子さんは、あくまで個人の自由を大切にする人である。そのため、誰かとグループになって徒党を組むようなことはしない。また、無理に友達を作ろうともしない。それどころか、「友達はいらない」とまで宣言する。私も、少し似たところがあり、昔から同業者が集まる会合などには、なるべく顔を出さないようにしている。
 これについては、昔、私が独立して事務所を立ち上げた際に、先輩弁護士から「事務所を繁盛させようとするなら、同業者の会合などには欠かさずに顔を出して人脈を作ることが重要だ」とアドバイスされたことがある。実にまっとうな意見であり、私としては反論のしようがなかった。
 しかし、私の場合、事務所を繁盛させて多くの弁護士やスタッフを雇用することには全く興味がなかった。私としては、一弁護士として生活さえ出来ればよいと考えていたからである。内心嫌々、会合などに顔を出して人脈を広げることよりも、自分の興味のあることに時間を費やしたかったのである。
 その効果があったのかどうかは分からないが、これまでに単独執筆の法律書を10冊以上、出版することができた(10冊以上単独で法律書を執筆している弁護士は、優に1000人を超える愛知県弁護士会の会員のうち、おそらく10人もいないのではないだろうか。)。
 話が逸れたので、蛭子さんの本に話題を戻す。蛭子さんは、この本の第2章で、「自己主張はしない」と述べる。さすがに、この点は、私は違う。蛭子さんと同じ考え方では、弁護士業はとても成り立たないからである。私は、自己主張はする。しかし、厳密には、依頼者の正当な利益を図って、いろいろと主張をするということである。
 ただし、蛭子さんが「贅沢品・高級品で自己主張はしない」としている点は、私も同様である。私は、高級車に乗らないし(自分名義の車は持っていない。)、高級腕時計をしていることもない(セイコーの普通の腕時計で十分である。)。
 また、蛭子さんは、「余計なことをしなければ他人に嫌われない」という。全くそのとおりである。しかし、世の中をみると、他人に対し、余計なことどころか、大きな迷惑をかけておきながら、「法律に違反していないから、自分は何も悪くない」と開き直る人物に遭遇することがある。しかし、他人が訴えて仮に法律に違反していると司法判断されたときは、それは重大な事柄であり、本人にとっては極めて不名誉なことである。決してあってはならないことなのである。
 普通の考え方に従えば、法的に判断する限り法律違反はないと最終的に結論付けられる行動であっても、違反の疑いが濃厚であるような行為は、普通の人であれば、自主的に差し控えるものである。なぜなら、そのような横着な思考方法を常にとっていると、間違いなく他人に嫌われ、場合によっては恨みをかうことにもなりかねないからである。
 つまり、法律に違反していなくとも、常識的にみてやや問題があると思われる行為は、やめておくというのが、世間の大人の処世術といってよいであろう。

日時:16:39|この記事のページ

農地法セミナーin名古屋を終えて

2014年08月07日

 今年の8月は、地元の名古屋で、日本経営協会中部本部主催の農地法セミナーがあった。担当者は、例年どおりH氏である。
 セミナーは、8月4日・5日の二日間に行われた。今回の研修に参加されたのは、地元の中部地方を中心とする市町村の職員の方々であった。全部で26名であった。
 例によって、私は、農地法を理解するために必要な民法及び行政法の基礎知識を解説した。使用したテキストは、拙著「農地法講義」である。大成出版の担当者の話では、在庫がほぼなくなっているとのことである。この本は、昨年の10月に発売したのであるが、発売から1年もしないうちに、初版がほぼ売切れ状態にあるということであり、著者としては、大変に嬉しいことである。
 なお、「農地法講義」の方は、既に増刷に向けて動き始めている。農地法は、最近は毎年のように改正があるため、一度に大量の部数を出すことができない。売れ残りを防ぐため、必要最小限の発行部数となるわけである。いずれにせよ、「農地法講義[補訂版]」は、今年の11月頃には発売に漕ぎ付けるのではないかと予想している。
 さて、農地法セミナーの方に話を戻す。今回は、初日を終えた段階で、私は喉に疲労感を覚えた。そのため、二日目は、喉が痛くて困った。このような経験は過去には余りない。眼に見えぬ疲労がたまったせいであろうか?疲労を回復する特効薬は、睡眠である。今年は、例年と比べ睡眠が十分にとれていないということだろうか?その点については、実は一つ原因として思い当たることがある。この話については、後日、仮にお話する機会があれば、詳しく述べたいと思う。
 このように喉が痛い状態で、何とか二日目を終えることができた。やはり、計9時間の講義を二日連続で行うということは、かなり大変なことであると改めて実感した。

日時:14:15|この記事のページ

カテゴリー

月別バックナンバー

最近のエントリー


ページの先頭へ

Copyright (c) 宮﨑直己法律事務所.All Rights Reserved.