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弁護士日記

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姫野友美著「成功する人は缶コーヒーを飲まない」を読んで

2011年10月31日

 最近は、年のせいか健康に関する本を読むことが多い。今回、紹介する本は、姫野友美という医師が書かれた本である。昔から、体が疲れたときには甘い物が効くといわれており、自分もそう信じていた。
 ところが、疲れたときには甘い物を食べるとよいというのは、必ずしも正しくないことであるらしい。どういうことかというと、甘い物を食べると、急激に血糖値が上がる。そのため、体は、急激に上がった血糖値を下げるために、膵臓からインスリン分泌して血糖値を下げようとする。そのため、低血糖症が引き起こされることになって、逆に疲労感や眠気が出て、仕事の能率が上がらなくなるということらしい。また、余りにも頻繁にインスリンが分泌されると、膵臓が疲れてやがてインスリンの分泌が悪くなるという弊害も起こるという。
 確かに、自分でも、過去に甘い物を大量に食べたときは、後で気分が悪くなった経験もあり、あれは、インスリンが一時的に大量に分泌された結果か、と分かった。
 ただし、甘い物を少しだけ摂取するのであれば、インスリンが大量に分泌されることもないはずであり、余り問題はないのではないかとも思った。
 また、この本によれば、脳に一番必要な栄養素はタンパク質であるとも書いてある。
その理由として、脳の乾燥重量の40パーセントはタンパク質でできていること、また、脳を使う際に働く神経伝達物質にはタンパク質が必要であるということがあげられている。
 このタンパク質は、いうまでもなく3大栄養素のひとつである。3大栄養素とは、タンパク質、糖質及び脂質である。これらのうち、タンパク質の場合には、最小単位がアミノ酸となっており、必須アミノ酸と非必須アミノ酸に区分することができる。そのうち、必須アミノ酸は人体内で合成することができないため、必ず食物として外部から摂取する必要がある。必須アミノ酸は、動物性タンパク質に多く含まれるので、豚肉、牛肉、魚肉などを食べる必要がある。
 もちろん人間が社会生活を送るためには、米やパンなどの糖質をとる必要があることはいうまでもない。しかし、糖質の場合は、タンパク質と違って消化吸収が早いので、前述したように急激に血糖値を上げてしまうのである。また、余分に摂取した糖質は、インスリンの働きによって体内脂肪として蓄積されてしまう。これが、いわゆるメタボ症候群の原因となる。私も、この本を読んでからは、米や麺、あるいはパン類を食べ過ぎないように気を付けるようにしている。
 さらに、現代人は日々いろいろなストレスにさらされている。その場合、ストレスに対する抵抗力を高める対策として、野菜、果物を食べることが有効であるとされている。特に、ビタミンCが重要な働きをする。このことは大方の人々が知っていることである。
 ただし、市販の野菜ジュースには余り効果を期待することはできず、やはり生が一番ということである。その理由として、野菜に含まれるビタミンやミネラルは、加工と同時にどんどん酸化して効果が薄れていくということが書かれている。
 確かに、町のスーパーには、手ごろな値段で多くの野菜ジュースが置かれているが、自分も、これらのジュースに、はたしてどれだけの有効な栄養素が含まれているか疑問に思ったことが、過去にもあった。値段は高くなるが、生のものを食べるのが一番のようである。
        

日時:13:26|この記事のページ

農地法セミナーを終えて

2011年10月05日

 10月3日・4日と日本経営協会東京本部で農地法セミナーの講師を務めた。日本経営協会の農地法セミナー講師は、いままで関西本部(大阪)と中部本部(名古屋)で毎年務めていた。しかし、今回の東京本部でのセミナー講師は初めてであった。
 参加者は、関東地方を中心に、東日本の自治体の方々が大半であった。全部で27名の実務担当者の方々が出席された。他の本部の場合も全く同じであるが、セミナーの時間は、1日目が4時間、2日目が5時間である。講師を務める自分としては、2日目の午後になると、それまでに話した疲労感が溜まって、相当に喉に負担がかかってくる。
やや大変な作業であるが、世の為、人の為と考えて話をしている。
 私の場合は、「難解な農地法の話をなるべく分かりやすく話す」ということに力点を置いている。したがって、縦板に水を流すというふうにはいかない。いくら講師の方が矢継ぎ早に話をしても、それを聴いている受講生が話の内容を理解できないということでは、何にもならない。
 セミナーを成功させるに当たり重要なものとなるのが、セミナーに使用するテキストである。セミナーで使用したテキストは、私自身が執筆した「農地法読本」(大成出版社。2800円)である。この本は、私が今までに執筆した農地法の本を参考にして、より分かりやすく書き下ろしたものである(執筆に半年かかった)。今回の本は、大き目の活字を使用し、また、頁数も300頁以内となっており、明快な説明と相まって非常に読みやすい本に仕上がっている。
 今回のセミナーに参加された方々からは多くの質問が出された。今回のセミナーは、農地法について万遍なく解説するという趣旨で開催されている以上、すべての質問に対し、丁寧に時間をかけて答えることはできないのが残念であった(仮に、詳しく説明を受けたいという希望がある場合は、別途、有料の法律相談を受けていただくのが筋である)。
 なお、10月25日・26と、大阪で、日本経営協会関西本部主催の農地法セミナーが開催される。興味のある方は是非参加されてはいかがであろうか。
 

日時:16:57|この記事のページ

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