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弁護士日記

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賠償金が7倍以上に増えた

2007年05月06日

 交通事故で怪我をされたSさん(33歳)が、私の事務所へ相談に来られたのは、平成16年春のことだった。当時、Sさんは、保険会社との示談交渉を自分一人でされていた。しかし、保険会社からの提示額は、852万円というものであり、Sさんには到底納得できる金額ではなかった。
 そこで、Sさんは、裁判で争うことを決意された。私も事件をお引き受けした以上は、責任をもって丁寧に裁判を行おうと考えた。もちろん提訴前に事故現場へ行き、Sさんからいろいろと説明を受け、自分で現場付近の写真を撮るなど、状況把握に努めた。
 あれから、3年が経過して、今年3月に名古屋高等裁判所で判決が出た。判決の結果、主文は、5097万円を支払えという内容であった。まさに、Sさんの勝利と言ってもよかった。
 その後、保険会社は最高裁まで争うことを断念し、本年5月になって遅延損害金を含め、6522万円が被害者側に振り込まれた。私もSさんから感謝の言葉をいただき、本当に満足感を感じた。
 もし、Sさんが3年前に決断されていなかったとしたら、今回の結果は生まれなかった。そう思うと、人生における決断の重要性を感じる。
(なお、プライバシー保護の立場から、本人の名前と年齢は変えてあります)

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