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弁護士日記

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SNSには関心なし

2024年04月19日

 本日の産経新聞を読むと、「『悪評放置』グーグルを提訴」という見出しがあった。内容を見ると全国の医師ら約60人が、グーグルマップ上で不当な口コミを受け損害を被ったとして運営元のIT大手グーグルを被告として、約140万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしたというものだった。原告となった医師や歯科医師は、各自2万3000円の賠償を求めているようである。ここで、金額が余りにも低いのに驚いた。仮に原告らがアメリカ人であれば、桁が100倍程度違うのではなかろうか。
 それはさておき、最近は、SNSという手法が広く利用されている。個人でスマホ上に気に入った写真をアップして他人に見せるようなことが頻繁に起きている。
 また、フェイスブックなるものがあり、そこには著名人の名前を騙った怪しい広告(詐欺広告)が頻繁に出るという話も聞いた。そのため、被害を受ける人々も出ているようである。
 グーグルにせよ、フェイスブックにせよ、全てアメリカ人が起業し、今日の巨大企業に育てたものである。しかし、それによって迷惑を受ける人々が発生しても、巨大IT企業の幹部は余り関心がないようである。要は、自分が大金を儲けることができれば、それで十分だからである。
 したがって、私は、アメリカ発の巨大IT企業が提供する胡散臭いサービスからは距離を置くようにしている。具体的にいえば、私は、例えば、スマホは一応持っているが、持っている目的は、もっぱら外出時の電話機代わりであり、それ以外の使用方法はゼロである。したがって、ラインなるものはやっていない。スマホ決済もやったことはない。私の方から他人にメールを送ることも一切ない。写真は、必ずカメラで撮影することに決めている。このように、私がスマホを利用する合計時間は、1か月当たり、せいぜい30分以内であろう。
 このような昭和的思想に浸かっている理由は、上記のようなものに関われば関わるほど、貴重な時間を浪費することになってしまうと考えるからである。そのような無駄な時間があるのであれば、より役に立つ、内容の濃い本をじっくりと読んだ方が100倍良いと考える。
 話は変わるが、最近、岸田首相は、国賓としてアメリカを訪問した事実がある。その際、アメリカの議会で英語で演説をした事実もある。演説の際、岸田首相は、愛想よく満面の笑みを浮かべながら、滑らかにスピーチをしていた。この光景をどう評価するか?
 中には、岸田首相は比較的英語がうまく、発音もよく、好印象を議会の議員に与えたというものがある。しかし、私見によれば、へらへらとした人物という印象をアメリカ議会の議員に与えたのではないかと危惧する。懸命にアメリカ人のご機嫌をとって卑屈になっている日本の首相という姿は、決して良いものではない。むしろ、見苦しいといったほうがよい。アメリカの議員は、内心、岸田首相を馬鹿にしていたのではなかろうか。もっと、堂々とした態度を見せることができなかったのか?結局、岸田首相という小人物の限界(スケールの小ささ)が露呈した場面というほかない。

日時:10:59|この記事のページ

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