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弁護士日記

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日本経営協会大阪本部での講演を終えて

2008年07月01日

 本年6月17日・18日の2日間にわたり、社団法人日本経営協会大阪本部主催のセミナーの講師として大阪市西区まで行ってきた。セミナーの内容は、農地法および都市計画法に関する法律実務を解説するというものであった。実は、昨年も同じようなセミナーが開催され、今年は、私にとっては2回目の講演であった。参加者としては、主に西日本各地の地方公共団体の農地事務担当者の方々が多かったようであるが、民間企業の方もごく少数ながら参加しておられたようである。
 このセミナーは、1日目が4時間、2日目が5時間で、合計9時間である。講師は、私ともう一人不動産鑑定士の資格を持った方の合計2名である。
 講演の内容は、上記のとおりであるが、参加した方からの感想を後日になって読むと、参加者各自の実力次第で、「難しかった」という方もいれば、「ちょうど良かった」という方、あるいは「物足りなかった」という方もおられたようである。講師としても、参加者の反応を見て、話の水準をどのあたりに設定すべきか、常に悩む点である。話を初心者に合わせれば、中級の実力者から見れば、物足りないということにならざるを得ない。逆に、中級から上級者に焦点を合わせて話をすると、初心者は消化不良を起こし、ほとんど理解できなかったということにもなりかねない。したがって、全員が満足する講演を行うことはそもそも不可能に近い技であると言ってもよいであろう。そこで、私としては、参加者の3分の2以上の方々から、「勉強になった」、「良かった」、「聞いて損はなかった」などと言っていただければ、講演は成功だったと判断している。
 今年のセミナーで私が使ったテキストは、私が新日本法規出版から出させていただいた「設例農地法入門」という本である(全351頁、3400円)。宣伝になってしまい恐縮であるが、この本は、平成18年12月7日に初版1刷が出て、平成19年11月28日には初版4刷となった。おそらく、今後は増刷がないであろうと予想している。ということは、来年(平成21年)夏頃までには品切れ状態に陥る可能性が高い。
 そこで、来年またセミナーの講師として呼んでいただけるかどうかは現時点では分からないが、来年も呼ばれたときに備え、最近、新しい農地法の入門書の執筆を開始した。今回企画している本は、かつて新日本法規出版から出させていただいた「農地法の実務解説」のリニューアル版である。おかげ様で、「農地法の実務解説」は、改訂版まで入れれば、約1万部売れた本であるが、現在は絶版となっている。
 私としては、最新の情報を取り入れた農地実務に役立つ本を書こうと決意している。

日時:17:16|この記事のページ

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