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弁護士日記

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農地法セミナーを終えて

2011年10月05日

 10月3日・4日と日本経営協会東京本部で農地法セミナーの講師を務めた。日本経営協会の農地法セミナー講師は、いままで関西本部(大阪)と中部本部(名古屋)で毎年務めていた。しかし、今回の東京本部でのセミナー講師は初めてであった。
 参加者は、関東地方を中心に、東日本の自治体の方々が大半であった。全部で27名の実務担当者の方々が出席された。他の本部の場合も全く同じであるが、セミナーの時間は、1日目が4時間、2日目が5時間である。講師を務める自分としては、2日目の午後になると、それまでに話した疲労感が溜まって、相当に喉に負担がかかってくる。
やや大変な作業であるが、世の為、人の為と考えて話をしている。
 私の場合は、「難解な農地法の話をなるべく分かりやすく話す」ということに力点を置いている。したがって、縦板に水を流すというふうにはいかない。いくら講師の方が矢継ぎ早に話をしても、それを聴いている受講生が話の内容を理解できないということでは、何にもならない。
 セミナーを成功させるに当たり重要なものとなるのが、セミナーに使用するテキストである。セミナーで使用したテキストは、私自身が執筆した「農地法読本」(大成出版社。2800円)である。この本は、私が今までに執筆した農地法の本を参考にして、より分かりやすく書き下ろしたものである(執筆に半年かかった)。今回の本は、大き目の活字を使用し、また、頁数も300頁以内となっており、明快な説明と相まって非常に読みやすい本に仕上がっている。
 今回のセミナーに参加された方々からは多くの質問が出された。今回のセミナーは、農地法について万遍なく解説するという趣旨で開催されている以上、すべての質問に対し、丁寧に時間をかけて答えることはできないのが残念であった(仮に、詳しく説明を受けたいという希望がある場合は、別途、有料の法律相談を受けていただくのが筋である)。
 なお、10月25日・26と、大阪で、日本経営協会関西本部主催の農地法セミナーが開催される。興味のある方は是非参加されてはいかがであろうか。
 

日時:16:57|この記事のページ

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