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弁護士日記

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農地事務担当者研修会in名古屋を終えて

2019年06月13日

 本年6月12日(水)に、愛知県三の丸庁舎8階において、愛知県農政部農業振興課が主催する農地事務担当研修会(春)が開催され、私も、講師の一員として出席した。この研修会は、愛知県庁が計画し、かつ、実施している。毎年、春と秋に定期的に開催される。当日のプログラムは、5項目にわたっており、各テーマについて、個別の講師が話をすることになっている。
 プログラムを見ると、今回は、午前中に東海農政局の担当者から、農地法3条および都市農地の貸借円滑化法に関する話があったようである。私は、午後1時から出番があり、1時間半にわたって設問形式で、農地法と行政法の関係についてお話をした。
 受講者は、愛知県の担当職員および市町村の農業委員会の職員である。全部で80人以上の方々がおられたようである。講師の席からは、出席者の顔が非常によく見える。何も発言されなくとも、個人のやる気の有無がすぐに分かる。
 大半の出席者にとっては、確かに法律の難しい話を聴くことは楽しいことではないかもしれない。しかし、それでは駄目である。凡人の考え方である。研修で各講師が話す内容は、職員にとっては自分が日々担当する仕事に直結する話であるから、非常に有益である。まさに、勉強する機会が与えられたのであるから、これを活用することが望まれる。
 もちろん、積極的に取り組もうとする態度を示す職員も少なからず存在していた。このような職員が、いわゆる優秀な人材と評価される。将来は、各自治体の幹部として活躍が期待されるのである。
 このように愛知県においては、県下の農業委員会職員の能力向上のために、県庁が効果的な研修会を毎年開いている。では、近隣の他県つまり岐阜県や三重県ではどうであろうか?仮に、特に何も研修会を実施していないとしたら、県当局の意識が低すぎる。それでは話にならない。いずれ自治体間競争における「負け組」となることは必定であろう。

日時:20:11|この記事のページ

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