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弁護士日記

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タバコと健康問題

2008年02月08日

 報道によれば、フランスでは今年の2月から、フランス国内における公共的な場所での禁煙を定める法律を施行したとのことである。これは、フランス政府がタバコによる国民の健康被害を防ぐという目的で行ったものと理解できる。ここでいう公共的な場所とは、公共施設のほかに民間のレストランなどの場所も含まれるとの話であり、政府が強い反対論を押し切って実施したと報道されている。私としては、このような政策を高く評価したい。
 日本でも、最近、大都市におけるタクシーの全面禁煙が実施された。今後、地方都市のタクシーにも徐々に波及してゆくであろう。しかし、日本においては、タバコに対する規制はまだまだ緩やかであるという印象を私は持っている。
 その印象的な事実をあげると、1年半ほど前のことであったか、私は所用があって名古屋市役所西庁舎地下の職員食堂で昼食を摂った。ところが、食事中にタバコの嫌な煙が流れてきた。発生源は、同じ食堂の中にある喫茶店の客が吸っているタバコだった。
 私は、名古屋市役所の庁舎内は全面禁煙だったはずではと疑問に思い、市民相談室へすぐに問い合わせた。すると、担当者の回答は、12時45分から喫茶店では喫煙が可能となっているというものであった。しかし、その時間帯は、まだ職員や一般市民が食事をしている可能性がある時間帯である。これでは、健康に悪いタバコを吸わされながら食事をとらざるを得ず、不合理極まりない。きわめておかしな規則であると感じた。しかし当日は、改善を求める意見を市民相談室の担当者に述べて帰った。
 後日、私は、再び名古屋市役所西庁舎を訪れた。そこで、カラクリが分かった。私が、例の食堂内で12時45分頃に喫茶店の方を見ると、職員らしき数人の男性が雑談をしながらタバコをプカプカと吸っているではないか(なお、これらの人々は、午後1時頃、交通局がある階までエレベーターで行った事実がある)。私は、ここで、合点がいった。全面禁煙措置が取られている市庁舎内部で、堂々とタバコを吸える唯一の場所が食道内の喫茶店だったのである。しかも、12時45分から1時までは休憩時間であるから、誰に遠慮をすることもなくタバコを吹かすことができるのである。
 しかし、これでは、庁舎内全面禁煙の原則に対し、その抜け道を認めているようなものである。タバコを吸わされたくない職員や一般市民の健康を犠牲にして、ニコチン中毒職員の便宜を図っていると非難されても反論できまい。実に時代の流れに逆行した由々しき事態である。名古屋市長は、リーダーシップを発揮して、このようなおかしな事態を即刻改善すべきである。

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