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弁護士日記

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私は携帯電話を持たない

2008年08月26日

 今、世の中を見ると、誰もが携帯電話を持っている。ほぼ全員が持っていると考えても過言でない。電車に乗っていても、座席に座っている乗客の何割かは、下を向いて携帯電話の画面をじっと見ている。街を歩いていても、携帯電話を手に誰かと話をしながら歩いている人物が必ずといっていいほど目に入る。テレビを見れば、犬が主人公になっているかの如き携帯電話会社のコマーシャルを見せられる。こうなると、携帯電話を持っているのは当たり前というふうに世の中の人々が洗脳されてしまっているのではないかと感じることもある。
 確かに携帯電話は便利であろう。しかし、私は、携帯電話を持っていないし、今後持つ予定もまったくない。なぜか。それは、携帯電話を持つ必要性がないからである。必要性がない以上、持つ理由はないのである。私がそう考える理由は、次のとおりである。
 第1に、携帯電話は、本来、通信のための道具である(これが電話が世の中に存在する一番の理由であろう。)。遠距離にある人物に何か連絡したい場合は、新幹線や電車に乗って直接会いに行くか、あるいは電話をするか、または手紙を書くか、さらにはEメールをするかであろう(なお、私はEメールを個人的に使ったことがないし、今後も個人的に使う予定はまったくない。)。この場合、遠距離にある人物に連絡を取るためには、通常は、固定電話を使えば用は済むのである。何も携帯電話を使う必要などない。
 第2に、いろいろな情報を得るために携帯電話を使うという理由はどうであろうか。しかし、この点も、何も携帯電話など使わなくても、パソコンを利用すれば、それで済むことである。また、書店へ行って本を探し、本から有用な情報を得ることもできる。
 第3に、最近の若い人々の間では、直接会って話をすることが十分可能であっても、あえて携帯電話でEメールを相手に送って用件を伝えることが多いという話を聞いたことがある。しかし、これもおかしな話である。直に会って用件を伝えることができるのであれば、それが一番確実な方法である。したがって、Eメールなど使う必要はないのである。
 以上のように、携帯電話を持つ理由はないという結論が出た。ただし、最近では、駅や公共の建物から公衆電話が次々と撤去されている。このことは、私のような者からすると本当に困ったものである。苦労して公衆電話を探し歩き回るという事態が生じているからである。したがって、NTTに対しては、必要最小限の公衆電話は残しておいてもらいたいものである。

日時:19:06|この記事のページ

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