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弁護士日記

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虐殺者ロシアを潰せ

2022年04月04日

 悪の帝国であるロシアが、独裁者プーチンに率いられて、隣国ウクライナに対する侵略戦争を仕掛けてから、1か月と10日が経過した。戦況は、首都キーウ(キエフ)付近では悪の集団であるロシア軍が退却をしているという報道がされ始めている。おそらく、真実であろう。半面、ウクライナの東部や南部では悪の集団であるロシア軍が攻勢を強めていると聞く。悪党プーチンの腹の中は、ウクライナの東部と南部を侵略し、いずれは悪の帝国であるロシア領に組み入れる計画と見た(ここでいう「悪の集団」とは、国際法を破った違法な武力行使を公然と行う組織を指すものとする。)。
 現在、ウクライナとロシアの間で停戦交渉が継続されていると伝えられているが、以前も指摘したとおり、私は、停戦には余り意味がないと考える。理由は簡単である。それは、停戦というものは、戦争の一時中断にすぎず、ことロシアのような悪の塊のような国を相手とした場合、近い将来、ロシアによって、再び今回のような国際法に反した正真正銘の侵略行為が開始されることは不可避だからである。
 何が言いたいかといえば、例えば、第二次世界大戦で、当初、ヒットラーが率いるナチスドイツ軍が周辺国を武力で圧倒して侵略したものの、結局、連合国に反撃され、ベルリンに追い詰められたヒットラーが1945年の4月30日に自殺して、戦いは確実に収束したという事実を忘れてはならない。
 仮に第二次世界大戦の途中で、連合国とヒットラーの間で停戦が成立したとした場合、そのような中途半端な解決では恒久的な平和は訪れなかったであろう、ということである。この場合、ヒットラーは、捲土重来を期してやがて再び息を吹き返し、機を見て、大戦を引き起こす可能性が高い。つまり、戦争が起こった場合、戦争当事者のいずれかが徹底して負けることによってのみ真の平和が到来するということである。 
 今回の戦争は、嘘つきプーチンに命令されたロシア軍が、一方的にウクライナの国土に侵略を開始したことから始まった。したがって、破壊された都市の住宅や施設は、もっぱらウクライナのものであり、仮に停戦が成立しても、家を完全に破壊されたウクライナの人々は、住む場所も何もないのである。生活の基盤となる住居を破壊されたのでは、もはやそこで生活することは不可能である。このような甚大な損害は、全部ウクライナに生じているのである(半面、ロシア領では住宅等の被害は全く生じていない。)。
 プーチンは、侵略戦争を起こした上、何ら罪もないウクライナの多くの国民を虐殺した。戦争犯罪人プーチンは、その代償として罪を償う必要がある。また、破壊したウクライナの建物や施設の再建費用をウクライナに対し賠償金として支払う義務がある。それができないというなら、おそらくウクライナ人としては、代わりに虐殺者プーチンの住むモスクワを徹底して完全に破壊し尽くすことしか、溜まりに溜まったうっぷんを晴らす方法がないのではなかろうか。
 今回、侵略戦争の全責任は、嘘つきプーチンにある。また、ロシア国民もプーチンを支持している人間に限っては、プーチンと同じ重い責任を負うというべきである(知らなかったでは済まない。)。残忍なプーチンは、現にウクライナの多くの国民を拉致し、バスや鉄道でロシアに半強制的に移動させ、少なくとも2年間は、ロシアからの出国を認めないという。人道に反した犯罪を平然と行っている。
 この状況は、第二次世界大戦後、満州にいた日本人をシベリアに送って強制労働を課した、いわゆるシベリア抑留と酷似している。つまり、ロシアという国は、戦争で被害を受けた丸腰の外国人を捕まえ、労働力として強制的に使うという伝統が昔からあるということである。このようなことは、現在では国際法で厳しく禁止されているのであるが、ロシアは無法国家であるから、国際ルールなど歯牙にもかけないのである。
 また、昨日の報道によれば、悪の集団であるロシア軍が退いたキーウ付近の町で、400名を超える市民が虐殺されたという事実も出ている。ロシア兵は、実に残虐な行為を平気で行っているのであり、ウクライナ国民でなくても、心底、ロシア軍に対する強い憎悪感が生じてくる。
 今やまさに正義は完全に踏みにじられたというほかない。日本ではウクライナ人と交流のない日本人であっても、ロシアに対する抗議の声が広がっているように思える。ところが、日頃、「人権尊重」、「社会正義の実現」をうたい文句としている日弁連が、公式にロシアに対する抗議声明を出したというニュースを聞かない(少なくとも、テレビ報道や新聞記事では見かけなかった。)。日本国政府の行いには敏感に反応する日弁連であるが、遠い欧州のウクライナにおける、野蛮国家ロシアによる法の支配の完全破壊や人権の重大な侵害については、余り気にならないようである。このような姿は、同じ弁護士として違和感がある。
 話がやや逸れた。何が言いたいのかといえば、ウクライナ(及び欧州の国々)に対し恒久的な平和をもたらすためには、悪の総本山であるロシアを弱体化する必要があるということである。今回の暴虐行為を契機として、二度と立ち直れないような重い懲罰を加える必要があるのである。ロシア自体を、近隣国に対する侵略行為の企てができないような弱小国に転落させる必要がある。ロシアを徹底して潰す必要がある。その目標を実現するためには、具体的にどうすればよいかを、世界各国の指導者はよく考える必要がある。

日時:19:24|この記事のページ

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