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弁護士日記

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失笑するほかない朝日新聞の「声」欄

2017年05月17日

 新聞に掲載されている読者の投書欄は、まさに当該新聞の社説にほかならないという話を聞いたことがある。まさにそのとおりであると、あらためて認識させられたことが起きたので、ご報告させていただく。
 今回、取り上げるのは、天下の大朝日新聞である。実は、私は、若いころから長年にわたって朝日新聞を購読してきた。学生の頃は、世の中のことが全くといってよいほど分かっていなかったため、特に疑問をもつことなく朝日新聞を読んでいた。
 しかし、社会に出て、30代後半から弁護士業を始めた頃から、次第に朝日新聞の記事に疑問をもつようになってきた。しかし、当時は、軽い疑問にすぎず、まだまだ疑念は深まっていなかった。ところが、2000年を過ぎた頃から、韓国や中国による世界の常識から離れた、自分勝手の自己中心主義的行動が目立つようになった。その頃から、朝日新聞の社説の言っていることに対し不信感を覚えるようになった。「一体、朝日新聞は、どこの国の(利益を推進することを真の目的とする)新聞なのか?」という疑問である。
 そして、朝日新聞による、吉田清治が発した主張や報告を真に受けた慰安婦関連の誤報問題が明るみになる。
 ここに至って、私は、朝日新聞とは完全に縁を切ることにしたのである。「これ以上付き合ってはおられない」ということである。そこで、朝日新聞の購読を止めることにした。世界の情況に対する正しい認識を持ち始めた私は、朝日新聞に代えて産経新聞を購読するようになった。
 産経新聞は、記事の内容がまともであり、信用できると感じた。ただ、大きな弱点がある。それは、新聞の使命である速報性を欠いているという点である。例えば、大相撲の取組結果は、普通は翌朝の朝刊に掲載されるが、産経新聞の場合は、翌々朝に掲載される。その点は、大変な違和感があるが、これは新聞ではなくて週刊誌に近いと割り切って読めば何とか収まる。
 そうこうしているうちに、朝日新聞の取次店の方から連絡があり「1か月だけでよいですから読んでもらえませんか?もちろん、1か月は無料です。1か月たったら感想を教えて下さい」ということであった。私は、朝日新聞の姿勢が変わるはずはないと思い、「不要です」と伝えたが、新聞受けに投函されるようになったので、試しに、読んでいる。
 私の感想は、「朝日新聞は以前と全く変わっていないな。高齢者を中心とした旧態依然たる『憲法9条教信者』頼みの記事ばかり書いているな。これでは、到底、じり貧傾向から脱することはできず、いずれ休刊に追い込まれるのではないか?」というものである。
 さて、本題に戻る。昨日の朝刊(5月16日火曜日)の「声」欄には、政治がらみの投稿が3つあった。60歳代が一人、70歳代が二人である。私は、これを読んで、思わず笑ってしまった。
 1人目のN氏は、北朝鮮への太陽政策を支援するというものであった。「この危機を軟着陸させるため、他国は積極的に応援すべきではないか」という内容であった。国連決議に違反し続けている北朝鮮を制裁するのではなく、むしろ支援すべきであるとの主張である。しかし、そのような話は、奇想天外というべきであり、「話にならない」の一言に尽きる。この御仁は、国連の制裁決議をどう考えているのであろうか?
 2人目のK氏は、「改憲は信頼できる政府の下で」と述べる。そして「私は信頼するに足りる政府が出現するまで、憲法には手を触れて欲しくありません」と言う。ところが、K氏の言う「信頼するに足りる政府」とは一体何を指すのか不明である。現在、自民党や公明党が政権を担っているのは、民主的な国政選挙を経た上で担っているわけである。仮に国民の多数派が信頼して政権を委ねている現在の政府は信用できないというのであれば、一体、どのような政府が信頼できると言うのであろうか?まさか、共産主義を信奉する政党が組織する政府しか信頼できないと言いたいのであろうか?納得できない主張と言うほかない。
 3人目のN氏は、政府のいうミサイル危機は本当か?と、述べる。そして「ミサイルの発射のたびに記者会見を伝える報道が繰り返されるだけでは不安が募るばかりです。それとも、改憲論議に合わせて必要以上に危機感を演出しているのでしょうか」と続ける。このN氏の意見を読んで、このようなおかしなことを考えている日本人が本当にいるのかと驚いた。
 ここで、私は、津波を連想した。何十年に1回の大津波が来ても、やがて時間が経ると、人々は津波の怖さを忘れてしまう。そして、天災は忘れた頃にやってきて、地域に深刻かつ悲劇的な被害を与える。これと、北朝鮮の核ミサイルとは同じである。むしろ、大津波のような天災よりも、質が悪いと言える。なぜなら、人災に該当するからである。北朝鮮の独裁者であるキム・ジョンウンは、「必ず大陸間弾道弾を完成させる」と宣言している。かたやアメリカは「決して容認しない」と断言する。ということは、アメリカと北朝鮮が戦争を開始する確率は、大津波の何十倍と言えるのである。目前に迫っている危機から目をそらそうとするN氏の意図が、私には分からない。
 このような、おかしな「声」をあえて掲載する朝日新聞の未来は暗いというほかない。

日時:12:06|この記事のページ

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