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弁護士日記

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低迷を続ける中日ドラゴンズについてその原因を分析する

2017年09月06日

 プロ野球の公式戦も、どのチームも残り20試合ほどになった。
 中日ドラゴンズは、依然として低迷している。過去30年間の公式戦の結果を見てみると、1988年~1997年までが、Aクラスだったのが6回、次に1998年~2007年までが、同じくAクラスだったのが9回、最後に2008年~2017年までは、Aクラスだったのが前半の5年間に当たる5回となっている。
 ところが、最近5年間は、今年(2017年)を含め、連続してBクラスが定位置状態となっている(4位、4位、5位、6位、5位)。連続して5年間のBクラスという恥ずかしい成績は、歴史的に見ても初めてのことであり、球団経営者は、この事実を深刻に受け止める必要がある。
 いつのことであったかははっきりしないが、球団の社長が記者の質問に答えて、「来年も森監督でいきますよ。」と話したことには、びっくりするほかなかった。普通の常識を働かせば、そのようなおかしな発言は出てくるはずがないのである。
 私が見た中日ドラゴンズの低迷の主な原因は、次のようなものである。
 第1に、毎年行われるドラフト会議において、将来活躍できそうな有望選手を選択していないことが、一番の原因である。
 第2に、選手も監督も、周囲から甘やかされているというのが大きい。親会社が中日新聞であるため、売上部数を伸ばす必要もあってか、大した活躍をしていない選手であっても大きく紙面で取り上げられ、実力以上に活躍を褒められ、また、持ち上げられる。
 そのため、当の選手は、「おれは一軍でやれる実力が十分ある」と錯覚し、高をくくって何事にも手を抜き、必死で猛練習しない。そのため、他球団と比べ、実力が身に付く選手の割合が少なくなる。
 第3に、中日ドラゴンズは、必要以上にベテラン選手を重用する。その理由はいろいろとあるであろうが、記念となる個人タイトルを取らせて、新聞紙面を盛り上げたいという経営上の思惑が潜んでいるように思える。
 私も、ベテラン選手だからダメだと言っているのではない。例えば、阪神の鳥谷選手のようなベテランは、高打率を維持しているため、使う意味が十分にある。ところが、中日ドラゴンズの場合、「なぜこの選手をスターティングメンバ―で使う必要があるのか?」と疑問に思える選手を出している。あるいは、谷繁監督の時代にあったように、監督と捕手を兼務するという、野球を舐めた真似を行っている。私のような野球の素人が考えても、チームの指揮をとる監督と、現場の選手である捕手を兼ねることができるはずなどないのである。これはおかしいと言う以外にない。
 同じ実力であれば、より将来性のある若手をどんどん使った方が良い。実力のないベテランには、どんどんと戦力外通告を出して辞めてもらうべきである。
 最後に、来シーズンは、森監督ほかの幹部には全員いさぎよく辞めてもらい、別の有能な若手指揮官にチームの指揮をとってもらいたいものである。

日時:14:28|この記事のページ

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