韓国の文(ムン)は、いよいよ国を挙げて半日姿勢を強めようとしている。戦後に生じて現在も続く竹島の不法占拠の事実、東京に本社がある反日新聞が煽った嘘の報道及びこれを原因とする慰安婦問題の発生、その解決を図るための慰安婦合意を韓国が一方的に破棄した事実、海上自衛隊機に対する危険なレーダー照射を行った事実、朝鮮半島からの出稼ぎ労働者が起こしたいわゆる徴用工問題について日韓合意に基づく解決の道を拒否した事実、わが国の輸出管理の運用見直しに端を発するホワイト国からの除外問題について韓国が撤回を求めた事実など、韓国はこれまで、わが国に対し数々の挑発行為を行い、また、嘘の拡散に躍起となってきた。
これらは、全部、これまでわが国が、韓国を甘やかし続け、韓国の悪事に対して普通の対応を行ってこなかったことのつけである。犬のしつけにおいても、犬を甘やかすと、他人にかみついたり、吠えたりする問題犬が生じてしまう。韓国は、いわばしつけがされてこなかった問題犬と同じである。ではなぜ、わが国は、これまでこのようなおかしな対応を続けてきたのか?
いろいろな原因が考えられる。例えば、朝鮮半島において韓国が北朝鮮と同じ体制に組み込まれてしまったら、わが国の安全保障に重大な危険をもたらすことになる。そのため、韓国を西側世界に繋ぎとめておく必要があり、米国主導で日米韓の3か国が連携する必要があるため、まともな態度を取ることを自重してきたという理由を考え得る。
ところが、現在の文(ムン)は、明らかに北朝鮮と親密な関係を築こうとしている。できれば、朝鮮半島統一に道筋を付けたいと夢見ている。そのため、三権分立と民主主義を基本とするわが国との関係は別にどうなろうと構わないと考えている。
その結果、冒頭の竹島の不法占拠の事実を除いた、いろいろな問題が一挙に噴き出してきた。これが現状である。
これに対するマスメディアの報道姿勢には、報道各社によってばらつきがある。特徴として、わが国の国民の大半が韓国に対する不信感を増大させ、韓国をホワイト国から除外するべきかどうかについても90パーセントの人々が賛成している事実がありながら、いまだに反日的な歪曲報道を継続しているマスメディアが少なくない。
例えば、本日、河野外務大臣が韓国の駐日韓国大使を外務省に呼んで、徴用工問題に対する韓国の対応を非難したことに対し、すぐさま韓国の高官が日本の態度を無礼極まると非難したニュースが伝えられると、テレビ番組の司会者が、「双方とも感情的な対立をせずに、話し合いで解決できないものでしょうか」などと何か他人事のように話す様子には、怒りを覚えた。
左翼的な色彩を持つ番組では、このように、韓国に非があることが明白な出来事にすら、何か「喧嘩両成敗」的な意見を述べるのである。実に無責任な態度である。事実を直視する限り、韓国の主張は全部間違いであることがすぐに分かる。であれば、報道番組においても、「韓国はおかしい、間違っている」とどうしてはっきり言わないのか?
このような態度は、ちょうど、学校でいじめ問題が起こり、被害者が死亡したような事件において、報道番組に出ているコメンテーターが、「いじめにあった生徒はすぐに自殺することをせず、事前に周りに相談すべきでした」などと、被害者にも落ち度があったかのような無責任な意見を吐く姿と似ている。この場合、悪いのは、いじめを行った不良生徒であり、教師であり、また、真剣に対応しようとしなかった学校又は教育委員会なのである。断罪されるべき者は、はっきりと断罪し、責任を取らせる必要がある。
左翼報道番組は数多くあるが、私の見分け方は、次のようなものである。
第1に、コメンテーターとして公平で信用できる人物が出ているかどうか。とにかく自民党又は安倍首相を非難することだけが最終目的化している人物は絶対に信用できない。このような人物の意見は有害であるから、最初から「聞かザル」という態度が推奨される。
第2に、司会者がしっかりとしているかどうか。司会者がまともな知識のある人物の場合は、仮にコメンテーターがおかしな発言をしても、すぐに気が付いて、視聴者である国民に対し悪影響が出ないよう、うまくフォローしてくれる。間違った発言の効果を弱めるようにリードしてくれる。
わが国のマスメディアは、依然として左翼的な傾向が強いが、われわれ国民としては、昔はなかった自己発信のツールを活用して、間違った言論を少しでもただしてゆくことが求められるのではなかろうか。
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