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弁護士日記

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崔碩栄著「韓国『反日フェイク』の病理学」を読んで(その1)

2019年11月05日

 今年も11月に入って、急に気候が冬に近づいているような毎日である。
 今回紹介する本は、崔碩栄氏の「韓国『反日フェイク』の病理学」(小学館新書)という本である。頁数は、僅か286頁の本であり、短期間に読むことができる。
 我々日本人の大多数は、なぜ、韓国が、これほどまでに反日活動をすることに熱心なのか、いまいち本当の理由が分からないのではなかろうか。その原因を探るため、今回は、韓国人が書いた本を読むことによって、韓国ではなぜ異常なまでに反日活動が盛んなのかを把握することにした。
 著者の崔氏は、1972年に韓国のソウルで生まれた。生粋の韓国人である。著者紹介をみると、1999年に来日し、日本の国立大学の大学院で修士号を取得したとあるので、日韓双方の立場を十分に弁えた公平性のある本となっているのではないかと感じた。
 この本は、全部で6章から成り立っている。第1章「韓国マスコミの反日報道はこうして捏造された」、第2章「なぜ天皇を日王というのか」、第3章「慰安婦の隠された真実」、第4章「徴用工の嘘」、第5章「北朝鮮の影」、第6章「本当は日本が好きな韓国人」である。
 この本を読んでみて、私が従来から感じていた「韓国は常軌を逸している。まともな国ではない。日本が、今の韓国と関わりを持つことは百害あって一利なしである。」という感覚が、やはり正しいものであることが分かった。
 韓国人は、間違った情報や嘘の歴史を長年にわたって、これでもか、これでもかと継続して教え込まれ、また、新聞・放送などの無責任マスメディアによって流され続けてきたため、正常な判断能力を奪われてしまった。
 その結果が、今日の韓国の姿である。したがって、韓国が正常化するためには、事実を事実として受け入れるという精神構造が要求されるが、その見込は、現時点ではほとんど立っていないというべきであろう。
 世の中には、日韓議連という、どうしようもないほど無意味な集まりがあるが、一体、この会に参加している国会議員は何を考えているのであろうか。日本国民を愚弄するのもいい加減にしてもらいたい。私としては、このような会に参加している国会議員は、さっさと国会議員を辞めてもらいたいと思う。会の幹部は、今すぐに会を解散して、日本の国益を妨げるような活動を完全に終息させるべきである。
 今回は、第1章を紹介する。
 崔氏は、まず2017年に公開された「軍艦島」という映画を取り上げる。軍艦島は、長崎県にある実在の島である(ただし、通称)。映画では、飢えに苦しむ朝鮮人労働者を撮影したとされる写真がメディアに流され、韓国人はこれに怒った。
 ところが、この写真は、日本国内の炭鉱で働く日本人労働者の写真を、あたかも朝鮮人労働者の写真であるかのごとく、公開したものであることが後日判明した。また、朝鮮人労働者が自ら書いたとされた落書きも、実は、朝鮮総連が創作したものであることが分かった。
 ところが、完全な間違いであることが分かったにもかかわらず、韓国内ではその責任を問う声は全く上がらなかった。つまり、「韓国のマスコミは誤報、フェイクニュースである可能性などを気にもせず、日本に関する情報を発信してきた」と崔氏は説く(26頁)。
 このフェイク落書きは、源流をたどると、実は、1965年に、朝鮮総連の傘下にある団体が、宣伝映画の中で使ったものであるという。その後、その落書きは韓国内でも、事実として評価されるようになり、ついには韓国の歴史教科書にも掲載されてしまった(29頁)。真実を何も知らない韓国の高校生は、元は北朝鮮の宣伝映画(プロパガンダ映画)に使われた小道具を、本物と誤認し、何十年も経過してきた。
 この現象について、崔氏は、次のような見方を示す。「北朝鮮が韓国と日本を反目させるために捏造したものの写真を、現在の韓国はその由来も目的も知らないままに公共放送や新聞で繰り返し報道し、教科書で紹介し、日本を批判する材料として利用している」(34頁)。北朝鮮は、「日本への『憎悪』と『反感』を数十年間にわたり韓国人の頭の中に植え付けることに成功している」(同頁)。地上に生まれた地獄のような北朝鮮のことであるから、それくらいのことは朝飯前であろう。
 まだまだ紹介したいことが山ほどあるが、紙面の都合上、そろそろひと区切りとしたい。
 テレビなどを見ると、コメンテーターと称する人間たちが、いかにデタラメを自由に述べているかが分かる。特に、朝8時に始まるテレ朝の羽鳥モーニングショーに出てくる玉川氏は、お粗末である。そのため、私は、玉川氏が今年の夏休みをとってしばらく番組を休んでいた期間は、最後の見納めとして放送を見ていたが、玉川氏が番組に復帰した以降は、一切、この番組を見ないようにしている。
 日光東照宮の「見ざる、言わざる、聞かざる」ではないが、自分にとって全くプラスにならない話は、シャットアウトするのが一番である。
 
 

日時:19:28|この記事のページ

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