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弁護士日記

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農地事務研修会(第1回)を終えて

2024年07月03日

 去る6月28日に名古屋市にある愛知県庁舎内で、令和6年度農地事務担当者研修会(第1回)が開催され、私も例年どおり講師の一人として参加した。会場には、例年よりかなり多い100名以上の市町村農業委員会の担当者が集まっていた。ほぼ満席の状態であった。
 今回の講義で取り上げた問題は、➀三条許可申請と処分手続き、➁転用許可申請と行政指導、の2問であった(講義時間は2問で計90分であった)。いずれも昔からある有名な論点であり、市町村農業委員会の担当職員としては、当然理解していなければならない基本知識である。講師である私としては、極力丁寧にお話をしたつもりである。
 話は変わるが、今年の秋にアメリカ大統領選挙がある。候補者は、共和党、民主党とも高齢のくたびれた候補者が出ている。バイデン大統領とトランプ前大統領である。まったくげんなりとする。どうしてもっと活力のある候補者が出てこないのか?テレビのニュース映像などを見ていると、二人の直接対決となった討論会の後で、バイデン候補が支持者を前に、ことさら、カラ元気を出して演説する姿が映っている。痛々しいという感想しかない。このような年寄が無理をして大統領選挙の候補者となっていることから、アメリカの繁栄にも陰りが出て来たように感じる。まさに世も終わりである。
 日本に目を移してみても、大きな同族企業は、これまで権力を欲しいままにしてきた年寄が、なお権力を手放すことを嫌い、例えば、最高顧問というような肩書でしゃしゃり出ている。見苦しいの一言に尽きる。
 弁護士も同様である。弁護士の世界も若手がもっと活躍するようにならないといけない。まかり間違っても、年寄弁護士は、「俺が、俺が」と表に出ないことである。しかし、現実は必ずしもそういうことにはなっていない。実に嘆かわしいというほかない。新陳代謝がスムーズに進まない組織は、自然と停滞し、やがて衰退するほかないからである。都知事も県知事も、有能な若手が登用されることを希望するものである。
 
 

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