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弁護士日記

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農地法講義[三訂版]が出ます

2019年09月18日

 来月、つまり令和元年の10月下旬に、東京の大成出版社から、私の手による「農地法講義[三訂版]」が出る運びとなった。この本は、その名のとおり農地法の解説書である。本文が僅か約170頁にもかかわらず、農地法、農業経営基盤強化促進法、農地中間管理法、農業振興地域に関する法律など、農地に関する主要な法律の解説がされている。ただし、この本には、これら農地関係の法律だけではなく、民法や行政法の基礎的な解説も行われている。
 このようなコンパクトな解説書は、一朝一夕で書けるものではなく、膨大な時間と労力をかけてようやく完成したものである。私が弁護士登録をしたのは、平成2年のことであったから、かれこれ30年に近い実務経験と研究の結果が盛り込まれている。
 しかも、今回の本は、初版が2013年、補正版が2014年、改訂版が2016年であるから、結局、今度の2019年三訂版は、3回目の更新版ということになる。
 私は、上記のとおり平成2年に弁護士登録を愛知県弁護士会で行ったが、新人の当時から、自分は、ベテランになっても、自慢げに高級外車を乗り回したり、ゴルフや飲食に精を出すだけの「普通の弁護士」だけにはなりたくないと考えていた。そうではなく、実務に役立つ法律専門書をたくさん書いてみたいと考えていた。
 その結果、平成5年の7月に、初めての著書を出すことができた。新日本法規から出させていただいた「農地法の実務解説」(本文454頁)であった。当時、定価は税込みで4800円であった。この本は、よく売れ、初版3000部がすぐに売れ、そのため、増刷2000部という勢いを示した。印税も、生まれて初めていただくことができた。
 今回の「農地法講義[三訂版]」に至るまで、私の単独執筆にかかる本は、計16冊になっている。自慢ではないが、単独で16冊の専門書を世に出している現役の弁護士は、私の知る限り、ほかには見当たらず、東海3県下の弁護士に限れば、私がトップのはずである(もし、これを上回る著作のある弁護士の方がおられた場合は、ぜひ私までご連絡をお願いしたい)。
 私としては、これに奢ることなく、今後も精進を重ねたいと思う。

日時:19:41|この記事のページ

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