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弁護士日記

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内閣改造を控えて

2019年09月08日

 来週、安倍内閣の閣僚人事が公表される。新聞紙上では、いろいろと閣僚候補者の顔ぶれについて予想が出ている。私が注目するのは、外交・防衛問題を誰が担当するのかである。内政については余り関心がない。
 外務大臣であるが、茂木(もてぎ)氏の指名が有力視されている。外務大臣は、わが国の利益を擁護・実現する立場にあり、その意味で、思想的にしっかりとした軸がある人物でなければならない。具体的に言えば、国際情勢に詳しく、また、戦前・戦後のわが国の歴史についても必要最小限の知識がある人物でなければならない。現外相の河野氏は、言うべきことは、はっきりと言う政治家であり、また英語にも堪能であり、評価することができる。
 一番いけないのは、八方美人型の古いタイプの政治家である。例えば、日韓議連に加入している多くの政治家がこれに当たる。これらの議員の言動を見ていると、日本の国益を実現する意思があるのかどうか疑わしい。一日も早く議員を辞めてもらいたいと感じるくらいである。
 八方美人型の政治家は、相手によってコロコロと態度を変える。相手を怒らせないことを第一に考えている。波風を立てないことを重視する。したがって、言うべきことも言えずに、お茶を濁す。また、この手の政治家は、問題の先送りをすることが好きである。早急に解決しなければならない問題を先送りして、後世の政治家に対し、問題解決を押し付けることを何とも思わない。
 茂木氏は、多くの政治評論家たちの評判を聞く限り、非常に実務能力の高い人物ということである。米国との交渉の様子を見ていると、私もこれには同意できる。
 半面、人望がないとか、部下をよく叱るという話も聞く。しかし、実務能力が高い人物にはありがちな話である。自分がすぐにできることが、他人には難しいという場面に直面すると、「こんな簡単なことが、なぜ分からないのか」と怒りが発生するということではないのか。ただし、そのような人物は、好人物であるが全く無能な大臣よりも、はるかにましである。
 さて、防衛大臣であるが、私は、現在の岩屋毅大臣には、早く辞めてもらいたいと考えてきた。これほど、国民にストレスをかけた大臣はいなかったとも言える。稲田朋美防衛大臣もひどかったが、岩屋氏はこれに輪をかけてお粗末である。
 韓国海軍の軍艦が、自衛隊機に対し危険なレーダー照射を行った際にも、岩屋氏は、明確なメッセージを出すことをしなかった。何か、奥歯に物が挟まったような言い方しかできなかった。一体、岩屋氏は、自分が日本の防衛行政の最高責任者であることをわきまえていたのであろうか?
 また、岩屋氏が韓国の防衛大臣と会談した際も、冒頭で、笑顔で握手している姿が報道された。危険なレーダー照射事件が発生したのであるから、仮に握手をするにしても、岩屋氏は厳しい表情で写真におさまることが最低限必要であった。
 例えば、弁護士の世界でも、被害者から事件の解決を委任された弁護士が、裁判所の廊下で、加害者側の弁護士と笑顔で挨拶し、雑談などしたら、依頼者から苦情を言われるおそれがある。結果、依頼者の信用を即座に失うことになる。やってはいけないのである。
 会談の場面を見て、岩屋氏は、防衛大臣には全く不適任であると強く感じた。なぜ、このような信念も何もない平々凡々たる人物が、一国の大臣になってしまったのかと言えば、要するに「在庫一掃セール」の結果、運良く大臣に就任できたということであろう。
 来週の内閣改造においては、このような不適任者の登用だけは御免こうむりたい。
 

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