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弁護士日記

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卑怯者ゴーンの事件から分かったこと

2020年01月13日

 卑怯者ゴーンが日本を違法に出国したのは昨年末頃のことであった。
 今年に入ってゴーンは、8日、レバノンで、自分を良く見せかけようと、「一人芝居」を行った。ここで、卑怯者ゴーンが語ったことについて、報道番組を見ていると、いろいろな意見があがっている。大方の意見は、ゴーンが不法に日本から逃亡したことは許されることではないというものであった。他方、日本の刑事司法における問題点を指摘する向きもあった。
 ここで、いったん話をまとめると、次のようになる。
 第1に、卑怯者ゴーンは、日産役員のクーデターによって、逮捕・起訴されたと主張している点については、全く不合理な弁解と言わざるを得ない。なぜなら、ゴーンが逮捕され、起訴されたのは、ゴーンが違法行為を行ったという嫌疑があるためである。ゴーンが違法な行為をしていなかったのであれば、逮捕・起訴もなかった。要するに自分が悪事を働いたことが原因となっているのである。ところが、ゴーンは、そのような正当な根拠を無視して、「クーデター」というようなバカげた理由を掲げている。全く、話にならない。
 第2に、卑怯者ゴーンは、日本の司法制度の下では、公正な裁判が実現されないと言っている。これは極めて横着な暴論である。いったん起訴されると、99パーセントの有罪という事実は、逆に見れば、無罪になる事件を出さないように極力、慎重に起訴していることの反映である。
 仮に起訴した結果、裁判で80パーセントの有罪率しかならなかった場合、20パーセントの被告人は最初から起訴すべきではなかったということになる。起訴されて刑事被告人の立場に置かれてから無罪判決を得る方が良いのか、最初から起訴猶予とされて刑事被告人とされない方が良いのかは、国によって考え方が違ってもおかしくない。日本は、後者のシステムを採用しているということである。
 第3に、以前も指摘したことであるが、保釈制度は、あくまで公判に出頭するというのが大前提であり、卑怯者ゴーンもこの点は、「逃げません」と約束して、保釈を受けたはずである。一部に「逃げたい気持ちも分からないでない」という、実にとぼけた意見を吐く者がいるが、問題外である。
 ゴーンは、約束を破って、国外に違法に逃亡した。重要な約束を破る者が、いくら言葉を並べて自分の正当性を主張しても、全く説得力がない。ところが、ゴーンは、そのことすら理解していない。あるいは内心では理解しているが、ごまかして、大勢の記者を前にパフォーマンスを行った。ゴーンは、とんでもない嘘つきである。地球の果てまで追及する必要がある。
 第4に、ゴーンが日産に招かれて日本に来たのが1999年のことであった。その後、ゴーンは大量の従業員の首を切ることで経費を抑え、日産の業績を回復させた。このことで、ゴーンは、経済界や報道機関から「カリスマ経営者」と称賛された。
 しかし、私には異論がある。確かに、日産の業績を回復させたという事実はあるが、その結果、21000人の従業員が職を失った。日本人経営者であれば、情において忍びなく、できないことを、血も涙もない冷血漢のゴーンが平気でやったというにすぎない。別に、ゴーンが、特に有能であったということではない。
 それにしても、当時の日産の経営幹部は何をやっていたのか?外国人であるゴーンをわざわざ国外から呼んで、自分たちは経営再建問題についてはさじを投げたということなのであろうか?同じ日本人としては、実に情けないことである。このような失態が、今回のゴーン事件を招いたということではなかろうか。
 わが国の一部上場企業の中で、現時点で、外国人を経営トップに据えている有名企業がいくつもあるが、今回の事件から推測すると、そのような企業は、自前で業績を回復させることが困難な会社ということになろう。将来性に疑問符がつく会社ということになるのではなかろうか。
 私は、もともと外国人があまり好きではない。より正確に言えば、外国人の力に頼ることは避けるべきである。例えば、プロ野球でも、「外国人選手」は、できれば一人もいないほうが良い。外国人選手は、あくまで、その場しのぎの助っ人にすぎず、成績がよければ、次のシーズンは、他球団に移籍することも平気である。金(年棒)が全てということである。
 以上、できる限り、日本人だけの力による社会、経済、産業、技術の発展を目指すべきである。一部に外国人旅行者によるインバウンドを期待する声あるが、インバウンドを期待するということは、要するに外国人に頼るということである。このような政策には慎重な姿勢が必要である。

 

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