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弁護士日記

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新党作りごっこに明け暮れる枝野代表

2020年08月13日

 立憲民主党と国民民主党の合流話がニュースになっている。本日のニュースを聞くと、枝野立憲民主党代表は、政権交代を目指すと発言したそうである。
 これを聞いて、私は笑うほかなかった。あたかもドン・キホーテのような姿を連想したからである。一体、日本国民の中で、立憲民主党が政権を担えると思っている人間がどれほどいるだろうか?もちろん、立憲民主党の党員はそのように考えているはずであろうが、大多数の国民は全く逆のことを考えているであろう。
 特に、本日7時のNHKニュースで、枝野代表が、小沢一郎氏の名前を出して、小沢氏を持ち上げる発言をしていたことには、あきれ果てた。小沢一郎氏といえば、元は自民党の幹事長もやっていた人物である。ところが、途中から、自民党を離れ、やがて民主党の幹事長に就任し、「壊し屋」というニックネームのとおり、新党を作っては壊すという作業を何回も行ってきた経歴の持ち主である。
 今や、立憲民主党の支持者の中でも、小沢一郎氏を良く思っていない者が多数を占めているのではなかろうか。そのような人心を掴むことができない不人気な人物に対し、期待感をにじませているのであるから、枝野代表も終わりである。
 野党議員が、このような新党作りごっこに明け暮れている姿を見て、大方の国民は、「コロナで皆が苦しんでいるのを忘れ、高額の給料を保証されて、新党ごっこに明け暮れている野党の国会議員は恵まれているな」と思っているのではなかろうか。
 野党がやっていることといえば、憲法審査会でのサボタージュ、日本を攻撃しようとする悪意ある近隣諸国(中国、韓国、北朝鮮)に対する異常なまでの卑屈な態度、国会開会中の霞が関官僚への過重労働の強制、首相に対する執拗な個人攻撃、政策の立案作業の放置等である。
 要するに、高額な給料に見合った仕事を何もやっていないということである。野党議員の大半は、もともと日本国のために真剣に働こうという気概がないため、ヒマつぶしのための新党作りに没頭するわけである。
 国会は立法府といいながら、野党は、自分で法案を成立させた実績が果たしてあるのであろうか?SNSなどでぎゃんぎゃん騒ぐ蓮舫議員のような存在をみていると、国会議員の定数は半減させるべきであると強く思う。
 私は、保守思想の持主であるから、左翼政党は最初から支持しない。特に人間性を無視する共産主義は大嫌いである。しかし、今の自民党では国政を安心して任すことはできない。
 なぜなら、政治家業の二世、三世という出来の悪い小人物ばかりが幅を利かせているからである。二世・三世議員の終局的目的は、日本の利益を守る、あるいは追求するのではなく、家業を無事、自分の子供や親族に承継することである。したがって、自分が犠牲になっても日本のために活躍するなどという高邁な精神を持った骨のある政治家はほとんど見当たらないのである。要は保身が第一である。とにかく意識の低い、くだらない人間が多すぎる。
 本来であれば、自民党に代わる野党が出てくるべきであるが、今の野党は、言葉は悪いが、二流人物の「吹き溜まり」のような存在である。ほとんどは使い物にならないような人間の集団である。枝野代表は、政権交代を目指す言ったようであるが、100年早い。あと100年は、野党暮らしの辛苦を味わう必要がある。
 では、短期間で自民党に代わる方策はないのか?実は「ある」のである。しかし、それを実現するためには、現在の旧態依然とした執行部=旧人類は全員が引退する必要がある。とにかく、古い、どうしようもない後進性を感じさせる考え方に骨の髄まで染まった執行部は、政権交代の障害物にしかならない。
 人体に例えれば、血管にたまった老廃物のようなものである。旧民主党の当時に動いていた人物=老廃物=旧勢力を全部体外に排除し、健康体を取り戻す必要があるのである。その上で、「富国強兵」政策を打ち出す。具体的には、まず憲法9条を改正し、これまでのような「曲がった背骨」を真っ直ぐなものに置き換える。
 ここで、私は、重要なキーワードとして「富国強兵」をあげたい。この言葉は、たまたま、本日の産経新聞の「正論」の中で、小堀桂一郎氏もあげておられた。
 そして、例えば、文教予算についていえば、日本の高度の科学技術を発展させるべく、大学に配る予算も、理工農系の学部に対し極めて手厚く重点配分する。
 他方、学生の本分を忘れ、運動に専念している学生を多く抱える私学に対するお金の補助は一切停止する。運動だけがやりたいならば、学生を辞めアマ又はプロとして続ければよい。
 また、文科系の学部については、半分趣味で学問しているような教授の定員を半減させる。どうしても好きな趣味を続けたいのであれば、大学の教員を辞め、自由業として継続すればよいのである。文教予算も限りがあるのであるから、富国強兵に役立たない分野への配分は削減する以外にない。
 このように、誰も考えつかなかったような斬新な政策を掲げ、日本の国益を重視する基本を打ち出した野党が出てくるなら、政権交代は、場合によっては1年後には実現しているかもしれない。

 
 
 

日時:20:54|この記事のページ

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