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弁護士日記

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絶対に許されぬ暴挙を強く非難する

2022年07月08日

 本日(2022年7月8日)、午前11時30分頃、奈良県奈良市内で参議院選挙の候補者を応援するため奈良市に来ていた安倍元総理が、応援演説中に背後から忍び寄った男に銃撃され、現在、極めて危険な状態にあるというニュースが飛び込んだ。犯人は、山上という元海上自衛隊の男(41歳)だということである。
 このニュースを聞いて、強い怒りが湧いた。選挙は民主主義の根幹を成すものであり、その選挙の最終日に近い本日、この山上という男は、多くの人々が集まっている街頭で白昼堂々と銃で元総理の安倍氏を殺そうとしたのである。報道によれば、この山上という犯人は、今のところ「安倍元総理に対し不満があり、安倍元総理を殺そうとした」と供述しているようである(山上が犯人であることは、多くの目撃者がおり、山上自身も犯人であることを否定していないため、今回は、あえて「犯人」と呼ぶ。)。
 山上の言い分を聞いて「何を言っているのだ、ふざけるな」と怒り心頭に達した。不当な暴力でもって相手を屈服させようとする考え方は、まさに暴力団そのものである。ところが、犯人山上は、昔、2002年から海上自衛隊に在籍し、2005年に任期が満了したと言う理由で退職し、現在は無職の状態であるという。暴力団にいたことは今のところ確認されていない。この男、2022年の7月まで何をして暮らしてきたのか?どこから生活費を得ていたのか? 犯人山上の背後関係はどうなっているのか?完全な単独犯なのか、あるいは外国政府から指示を受けて、自民党に打撃を与えるために、今回の犯行を行ったのか?徹底した事実の解明が是非とも必要である。選挙による民主主義を完全否定し、独裁者のみが決定権を持つ恐怖政治体制を地球上に蔓延させようとする周辺国(中・露・北)の関与があったのかどうか?ここが一番のポイントである。
 この事件を聞いて、まず、頭に浮かんだのは、アメリカのケネディ大統領の暗殺事件であり、また、警察庁長官の狙撃事件である。双方の事件とも、真相は未解明である。今回の事件については、何が何でも真相を解明して欲しいと強く望むものである。
 それにしても、安部元総理の警備を担当していた警察庁警備局および奈良県警の警備部の警備体制は万全であったのか極めて疑問である。報道の映像を確認する限り、演説中の安倍元総理の背後の警備が全くされていなかったように見える。警備体制に大きなミスがあったというほかない。
 安全法制の整備などにみられるように、戦後の政治家として極めて大きな功績があった安倍元総理の回復を願うだけである(7月8日午後4時50分)。
(追記)
 本日午後5時03分、安倍元総理が亡くなったというニュースをみた。残念無念の一言に尽きる。日本にとっては計り知れない損失である。氏に対し心よりご冥福をお祈りする。

日時:16:50|この記事のページ

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