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弁護士日記

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無法者ロシアを強く非難する

2022年10月10日

 2022年10月9日付けの産経新聞によれば、ロシア本土とクリミア半島を結ぶ「クリミア大橋」で爆発が起きたという報道があった。このニュースは、本日(10月10日)もテレビなどで報道されていた。この報道に対し、いわゆる専門家ないし識者が、テレビでいろいろな意見を述べていた。例えば、プーチンの権威が傷ついたとか、ロシア本土から戦争遂行に必要な物資が円滑に運ぶことができなくなり、状況はロシアに不利に働くといった論評が大半を占めた。
 しかし、余りにも平凡すぎる。この程度のコメントであれば、誰にでもできるとまでは言わないが、今回のロシアによるウクライナ侵略について相当程度の関心と知識がある人物であれば、誰にでもできる平々凡々たるコメントである。
 大悪党プーチンが率いる侵略者ロシアは、本日(2022年10月10日)、今回のクリミア大橋が攻撃を受けたことに対する報復としてウクライナの首都であるキーウをはじめとしてウクライナの都市に対する違法な攻撃を加えた。侵略者ロシアがそのような行動に出ることは、少し頭を働かせれば、容易に予想できたことであるが、ロシアの専門家は、誰も事前に明確に予想を明言した者はいなかった。
 このことから「専門家」という人々の言うことが、実は余りあてにならないという事実が露呈したのである。もちろんテレビで発言するときは、後で視聴者から批判を受けないようにするため、慎重な発言に終始するということはある程度已むを得ない。しかし、専門家は、素人ではなく、特別の知識があるという理由でテレビに出て発言する機会を与えられているのであるから、もう少し深い読みをして、あえてその見解を開陳する責務があるのではないか。
 では、今後どのように事態が動くか?もちろん将来の展開を正確に予想することなど、誰にもできないことである。しかし、大事なことは「自分の頭で考える」という姿勢であろう。
 まず、いつまでこの違法な侵略戦争が継続するのか?という点は、誰しも一番知りたいところであろう。私の予想は、ロシアによる侵略戦争は、早くても2023年の春から夏頃まで継続するという見方をとっている。理由は以下のとおりである。
 第1に、ウクライナの気候は今後、冬を迎える。ウクライナの冬は自分で体験したことがないが、日本でいえば、北海道の中でも寒い地方以上の寒さがあると思われる。すると、戸外での兵士の活動も非常に制限されるのではないのか。つまり、ウクライナの反撃・領土の奪還が少しづつ継続することはあるとしても、しばらくは戦況が膠着状態に陥ると考える。核戦争が起きた場合を別とすると、戦況に極めて顕著な動きがあるのは、2023年2月以降のことではなかろうか。
 第2に、戦争の終結方法であるが、ウクライナは、今後も米国の支援を受けて、領土を少しづつ奪い返すことが可能と予想できることから、クリミア半島とウクライナ東部の少しの地域(親ロシア派が多数を占める地域)を除き、ほぼ領土を回復することが可能ということになる。
 今やロシアという国は、国際法を守る意思がそもそもない国であるから、その意味で、専門家や識者が「国際法違反である」と非難しても、全く効果はない。悪党プーチンは、「国際法など無視」、「おれが全部決める。文句あるか」という態度だからである。要するに、ロシアという国は、国際的暴力団と言っても過言ではない。ロシアは桁外れの無法者であるから、本来であれば、これを叩き潰し、世界地図から「ロシア」という地域を消去する必要がある。
 しかし、ロシアは多数の核兵器を保有していることから、ウクライナその他のまともな国々(西欧民主主義国家)が地球規模の核戦争を回避しようとする限り、ロシア領に侵攻することは事実上不可能である。そのため、ウクライナは、自国の領土を回復するという線で妥結を図るほかない。
 このように、核戦争以外の方法による戦争の終結は、ウクライナが通常兵器を使用して地道に自国の領土を回復するという手段をとることによって達成されるが、ここで、悪党プーチンの出方が問題となる。予想するに、このプーチンという悪逆無道の狂人(人間の歴史開始以来の最悪の暴君)が、ウクライナと講和する途をとる可能性は極めて低い。プーチンは、あくまで戦争を継続し、ウクライナを武力で占領する、つまり、ロシア勝利の結果を求めることをあきらめないと予想する。
 すると、戦争を終わらせるためには、悪党プーチンが国内で失脚(ないし死亡)することを待つほかないという結論になる。このスパイ上がりの大悪党が失脚すれば、よりましな者が次のロシアの指導者の地位に就き、ウクライナのゼレンスキー大統領も終戦のための交渉のテーブルにつく環境が整うということである。それまで、まともな国々である西側諸国は、自由の象徴であるウクライナを支援し、一致してロシアに対し、強い制裁をかけ続ける必要がある。
極悪人プーチンよ、早く地獄に行け!
 
 

日時:22:04|この記事のページ

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