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弁護士日記

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韓国は竹島を直ちに日本に返還せよ

2023年02月22日

 本日は、竹島の日である(根拠は島根県条例)。本日の産経新聞の主張欄にも掲載されているとおり、竹島が日本の固有の領土であることは、これまでの議論や証拠から明らかになっている。
 しかし、韓国は、かつて李承晩ラインを勝手に設定して、日本の漁船等を拿捕し、竹島を強奪した黒い歴史がある。自分が小さかった頃(小学生の頃)、ラジオが、しばしば「日本の漁船が韓国の警備艇に拿捕されました」というニュースを流していたことを記憶している。当時、なぜ韓国の警備艇が日本の漁船を拿捕するのか、よく分からなかった。
 ただ、そのようなニュースを聞くたび、韓国という国は日本の漁船を捕まえる悪い国だという意識が当時から芽生えたことは疑いない。子供心にも、「クッソ、韓国め」と悔しい気持ちを抱いたことをよく記憶している。
 他国の領土を不法占拠して、開き直っている態度は、まさに泥棒である。韓国が泥棒国家である点は、北方領土を不法占拠しているロシアと何ら変わらない(ロシアの場合は、正しくは凶悪な強盗である)。韓国もロシアも、どす黒い害意を日本に対して有している国だということである。
 ここで、疑問が沸く。なぜ、竹島の返還が実現しないのか?原因ないし理由を考えてみると、歴代政権が、この問題に全く関心を持っていなかったということに尽きる。換言すれば、あくまで正論を貫き、韓国に対し、正面から「竹島の返還を求める」という強い意思を国家の指導者(首相)が持っていなかったということである。では、なぜそのような正しい意思を表明することを避けてきたのか?
 おそらく、理由は、そのような正論を主張しても、「票にならない」=国政選挙にプラスにならない、さらに、日韓議員連盟という日本の利益を損なう反日集団と利害が対立する状況を招きかねず、その場合、首相の座を維持、または今後狙う上でマイナスになるという政治的な思惑から来ていると見る。ちっぽけな利己的理由から来ているということである。
 本日の報道によれば、竹島の日の式典には、内閣府の中野英幸政務官が出席し、「政府は総力をあげて外交・教育・啓発などさまざまな場において取り組みを展開している」「一歩も引くことなく毅然とした態度で我が国の立場を韓国側にしっかりと伝えている」などと述べたと聞く。
 これにはあきれた。冗談もほどほどにしておいてもらいたい。一体、日本政府の言動のどの点を捉えて「毅然とした態度」などと述べているのか?実体は、全くやる気のない、軟弱な態度に終始しているのである。
 第一、本来であれば、国家の総力を挙げて開催すべき式典であるはずである。国が東京の武道館でも会場として借り上げ、岸田首相や外務大臣も出席して、「韓国よ、竹島の不法占拠を直ちに止めよ」と全員でシュプレヒコールをするくらいの勢いが求められる。
 ところが、現実には、島根県の松江市内の会場に内閣府の中野政務官とかいう小物が一人顔を出しただけでお茶を濁そうとしているのである。政務官の発言も、やる気も何もない内閣府の職員が作文したものを、原稿として棒読みしたにすぎない。日本人として実に情けない態度というほかない。日本人のあるべき精神はどこへ行ってしまったのか。
 今後、我が国としては、腰を据えた態度で、具体的に「竹島をすぐに返還してもらいたい」旨を外務大臣が正式に韓国政府に申し入れることから始める必要がある。仮に韓国がこれを拒否した場合、国際司法裁判所への提訴(ただし、強制的管轄権を国際司法裁判所は有しないので、韓国が提訴に応じない場合は、裁判は開始されないが。)すべきである。また、韓国に対し、経済的な制裁を加えることも経産省が中心となって検討する必要がある。他国の領土を不法に占拠しているにもかかわらず、「竹島はおれのものだ」とうそぶいているような盗人韓国は到底信用できない。
 これは推測であるが、今から30年前の時点では、韓国は「日本領である竹島を自分のものにできるか否かは分からない。五分五分だ」と考えていたところ、現時点では「竹島はもともとおれの国のものだ」と考えているのではなかろうか。「嘘も百回言えば、本当になる」ということである。
 ただここで、仮に我が国がそのような正しい態度をとった場合、韓国に利権を持つ国会議員などから、安全保障の面でまずいことになるという反対意見が出てくることは間違いない。
 しかし、何事も原理原則を他国に明示した上で、外交を進めるのが正道であり、今日の日本政府(外務省)の腰砕けの無為無策外交では、将来に禍根を残すことになろう。盗人との友好関係など永遠にあり得ないということである。今や、対韓国の外交姿勢の大転換が求められている。

日時:19:11|この記事のページ

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