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弁護士日記

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麻生太郎自民党副総裁の発言を支持する

2023年08月10日

 報道によれば、麻生太郎自民党副総裁は、8月8日、訪問先の台湾で講演を行ったという。麻生氏は、講演の中で、台湾は自由、民主主義、基本的人権といった基本的価値感を共有できる重要なパートナーであると述べた。また、最も重要なことは台湾海峡を挟む地域で戦争を起こさせないことだとも述べた。日本、台湾、米国をはじめとする有志国に(戦争発生)の抑止力を機能させる覚悟が求められている。それは戦う覚悟である。防衛力を持っているだけではダメであり、いざとなったら使う意思を持ち、それを相手に伝えておくことが重要であり、それが抑止力になると述べた。
 実に理路整然とした内容であり、私もこれに全面的に同意する。麻生氏の講演内容は、当たり前のことを、当たり前に述べたにすぎない。例えば、古今東西を問わず、主権をもった国は、他国の侵略を受けないようにするため、軍隊を保有している。その軍隊は、他国から侵略があった場合に、自国の領土・領海・領空を守り、かつ、自国民の生命、財産、権利等を守るという使命がある。この場合、各国とも、仮に他国から侵略を受けた場合、戦闘機、戦車、ミサイル等を使って戦うのは当然であって、防衛のための装備を保持していることを内外に示すこと自体を目的としているものではない。そのようなことは、小学生の5,6年生であれば十分に理解できることである。
 ところが、共産党の一党独裁体制をとっている中国には、この当たり前の常識が気に食わないようである。8月10日の新聞報道によれば、日本にある中国大使館は、麻生発言に対し、「身の程知らずで、でたらめを言っている」との報道官談話を出した。
 「バカな発言もほどほどにしろ」と言いたい。中国共産党という組織の人間は、他国から正論を言われたときは、必ずと言ってよいほど、汚い言葉で相手を罵り、また、反発する。人間に例えれば、不良グループの首謀者が喚くような低劣で卑怯な捨て台詞に似ている。国家のレベルがいかに低いかを物語っている。
 日本、米国、西側民主主義国家等は、一致して、中国共産党という地球上に生まれた悪性腫瘍のような組織を最終的には壊滅に追い込むよう努力をしなければならない。一方、日本国内でも、マスコミ、似非学術団体等を中心に、中国共産党を応援しようとする個人が多く潜んでいることにも警戒をしなければならない。これらの人間は、いわば、世論操作を担うスパイ(工作員)である。
 8月9日の岐阜新聞「分水嶺」は、麻生氏の発言をとらえ「戦地に赴くことはない権力者の発言だと反発の声も上がる」と記載した。一体何を言いたいのかさっぱり分からない。戦地に赴くことがない権力者とは、一体誰を指すのか?また、一般論として「・・・の声がある」という言い方は、確かな根拠ないまま相手方を攻撃(批判)しようとする際にしばしば使われるフレーズであり、信ぴょう性が低い。誰が反発しているのか、分水嶺の筆者は、人物ないし団体を明記すべきである。
 現在のわが国において現実に戦地に赴くのは、自由応募制の下で就職している自衛官であり、徴兵ではない。また、自衛官は、国防という高い使命を自覚して自衛官という職業に就いているはずである。
 このように考えると、上記分水嶺の筆者が言わんとすることは、要するに、中国共産党を刺激するような発言は差し控えろ、黙っていろ、ということに帰着するのではないのか。
 なお、本日、中国政府は、日本への団体旅行を解禁すると発表したようである。国内旅行を普通に楽しもうとしている自分としては、大きな災難である。もちろん歓迎などしない。日本国内において、うるさい中国人団体観光客の姿だけは見たくないものである。

日時:15:29|この記事のページ

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