058-338-3474

お問い合わせ電話番号
受付時間:午前10時~午後5時

電話でのお問い合わせ

弁護士日記

弁護士日記

親中派外相の交代は当然だ

2023年09月30日

 少し前のことであったが、岸田総理が内閣改造を行った。以前と比較すると、女性閣僚の人数が増加した。このことは良いことである。ただし、いわゆる「在庫一掃セール」と揶揄されるように、単に当選回数が多いという理由だけで、能力もないのに大臣に就けてもらった人物も少なくないように思える。ただし、当人にとっては、大臣としての能力があろうとなかろうと、大臣に就くことは、将来大臣を辞めた後も、「元〇〇大臣」という肩書が付くことになり、一定のメリットがある。
 さて、今回の改造人事のうち、良かったと思える点が一つだけある。それは、山口県を地盤とする林芳正議員が、外相から外されたことである。林芳正議員は、日中友好議員連盟の前会長を務めた人物であり、中国共産党にとっては、日本外交をコントロールする上で好都合な人物であった。
 そもそも中国という国は、科学的に無害の評価を受けている処理水を、わざと「核汚染水」と呼ぶなど、日本に対する悪意(害意)に満ち満ちた「真っ黒な国」である。友好な関係を結ぶことができる国ではない。そのようなことは、平均以上の知識を持つ日本人には容易に分かることなのである。有害無益な日中友好議員連盟など、さっさと解散すべきである。
 話を戻す。私もテレビ等で林芳正議員の言動や振舞いを多数回にわたって見聞きしたことがあるが、「この人間では駄目だ」と感じた。理由はいろいろある。一番いけない点は、「日本の国益を守る」という強い意志が全く感じられない点である。腹の底では一体何を考えているのかよく分からないという不気味さを感じる人物である。
 日本は、言論の自由が保障された民主主義国家であるから、人それぞれ意見が異なっても良い。しかし、政治家は、日本国の繁栄と国民の福祉を増大させる使命を持った職業であるから、普通の一般国民と同じレベルでは困るのである。
 仮に近隣国家の利益を、日本の国益に優先させることを容認する政治家がいたとしたら、そのような人間は、政権中枢から完全に排除しなければならない。
 外相が親中派の林芳正議員から、静岡県を地盤とする上川陽子議員に代わった途端、中国による悪行の事実が公表された。どういうことかと言えば、今年の7月に日本のEEZ内に中国が無断で海上ブイを設置したという事実が、松野官房長官から公表されたのである。EEZは、排他的経済水域とも言われる。海洋法条約によって、排他的経済水域では、沿岸国は特定事項について主権的権利や管轄権を持つ。特定事項には、沿岸国が人工島・施設・構築物の設置と利用について権利を持つとされる。
 今回のブイは、人工の施設ないし構築物に当たるから、中国共産党(中国)は、日本の同意または了解を得ずにブイを勝手に設置することは許されない。つまり、違法である。違法行為を継続し、行動を改めようとしない中国は、日本にとって紛れもない大
 ここで注目すべき点は、中国が違法行為を行ったことを日本の海上保安庁が本年7月に確認しているという事実である。それが、どうして本年9月下旬になってから公表されたのか?おそらく、親中派の林芳正外相が、「黙っておけ」と政府内で意見を述べたからではないのか。よく考えてみれば、とんでもない反日行為である。
 それが、上川陽子外相に交代したら、本年9月下旬に公開されるに至ったのである。上川陽子外相は、法務大臣を務めていた当時、原理原則に従って職務を遂行していたという記憶が私にはある。そのような毅然とした姿勢を持った人物に交代したからこそ、今回、中国の悪だくみが公となったのであろう。仮に林芳正議員がこのまま外相の地位に就いていたとしたら、事実はヤミの底に隠ぺいされたままであった可能性が高い。
 今後、林芳正議員だけには、絶対に日本国の舵取りを委ねてはいけない。できれば、林芳正議員を落選させ、国政から完全に放逐する必要があると考える。

日時:11:43|この記事のページ

ページの先頭へ

Copyright (c) 宮﨑直己法律事務所.All Rights Reserved.