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弁護士日記

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8.19鳩山懇親会のおかしな姿

2010年08月20日

 本年8月19日に、民主党前党首の鳩山氏の主宰にかかる懇親会が軽井沢で開催されたようである。新聞報道によれば、この懇親会には、鳩山グループ以外にも小沢グループの国会議員が多数出席したという。また、小沢一郎氏自身も40分余り顔を出したようである。
 新聞報道によると、この場で、9月の民主党党首選挙に、小沢氏の出馬を促す声が多く出たという。しかし、私は、その感覚を疑う。民主党の党首に当選するということは、とりもなおさず日本国の総理大臣になるということである。では、小沢氏にその資格があるかといえば、「無い」というのが正解である。小沢氏のような古いタイプの政治家には、一刻も早く政治の世界から退場してもらいたい。
 世論調査の結果を見ても、少なくとも、国民の大多数は、小沢氏に総理大臣になって欲しいとは全然考えていないのである。
また、小沢氏は、周知のとおり検察審査会での結論を待っている身である。仮に、検察審査会が「起訴相当」という結論を出した場合は、強制的に起訴されて、刑事被告人の身分に置かれるのである。検察審査会がどのような結論を出すか、現時点では分からない。しかし、起訴相当の結論を出す確率は、10パーセントとか20パーセントという低い数字ではない。それよりも高い確率であると思われる。
 したがって、小沢氏が9月の民主党の党首選に勝利したとしても、その地位はきわめて不安定なものとならざるを得ないのである。また、仮に、検察審査会での結論の結果、最終的に不起訴に決まったとしても、国会では、野党からの熾烈な攻撃が始まることは疑いない。
 政治について多少なりとも知識があれば、そういうことは容易に想像できるのである。
ところが、民主党の小沢グループの議員の中では、小沢氏待望論が高いといわれている。
一体、何を考えているのか?これでは、かつての自民党と余り変わらないといわれても仕方がないであろう。
 懇親会で印象的だったのが、鳩山氏の側近といわれる前首相補佐官の発した「気合いだ」「気合いだ」という掛け声である。この御仁、一体何を考えているのか知らないが、このような掛け声からは、知性というものは全然感じられない。鳩山氏が、首相当時に大いに迷走したのも、仕方がないと納得した。
 民主党には、くだらない党内抗争など止めて、まじめに政治に取り組むよう強く求める。

日時:17:02|この記事のページ

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