私は、今年の正月に、日高義樹氏が著した上記の本を読んだ。239頁のコンパクトな本であり、1日当たり3時間のペースで、2日もあれば最後まで熟読することができる。
日高氏は、1935年生まれである。もともとNHKの記者であったが、アメリカ支局長などを経て、現在は、アメリカのハドソン研究所の上級研究員を務め、日米関係の将来に関する調査、研究、分析を行っている。非常に経験豊富なジャーナリストである。
私は、過去に、日高氏の著書を何冊も読んだことがあるし、また、日高氏が、アメリカ海軍の原子力空母に乗り込んで、中の様子を報道する番組を見たこともある。
今回、日高氏の上記著書には、注目すべき見解が書かれていた。日高氏の豊富な経験と知識を基にした見解であるから、非常に信憑性がある。間違っても日本のテレビの報道番組などで見当違いのおかしな意見を述べている多くの似非専門家などの連中の意見とは、その質において雲泥の差があるのである。まして、憲法9条の墨守を唱えている左翼政党の連中など、見識のレベルにおいては、子供以下の状況にあると言っても過言ではなかろう。
私は、本を読んで久しぶりに衝撃を受けた。自分が、いかに何も分かっていなかったかを思い知らされたからである。また、我が国が、実に深刻な状況下にあるという事実を改めて知ったからである。そして、私は、ますます憲法9条の抜本的改正が必要であるとの認識を強くした。
今回、本の内容を順次紹介してゆくこととする。もちろん、一度の紹介では終わらず、今回を含めて4回以内の紹介となる。そこで、今回は、次のとおり目次のみ示す。
第1章 米・北朝鮮戦争はいつ始まるか。
第2章 北朝鮮はソウル壊滅を狙っている
第3章 北朝鮮のミサイルが北京を狙う
第4章 ホワイトハウスがミサイル攻撃される
第5章 トランプの「強いアメリカ」は戦争ができない
第6章 日本核装備への圧力が強まる
以上のとおりである。今回は、ここまでとしたい。
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