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弁護士日記

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若手の登用が必要だ

2019年07月10日

 中日ドラゴンズは、2019年7月10日の時点で、セリーグのBクラス、5位に甘んじている。成績不振の原因はいろいろと考えられるが、この前も書いたように、投手陣の不調が一番の原因といえる。
 投手陣がキャンプ中にどのような練習を重ねてきたのかは知らない。しかし、これまで成績が上がっていなかった事実に照らすと、練習のプログラムに何か問題があったのではないかとも思える。ただ、それ以上に問題なのは、いつまでも古手の投手が一軍に登録されているということである。古手つまりベテランの投手は、確かにこれまでは一定の成績を残してきたからこそ、今年も一軍登録が認められたことはそのとおりである。
 しかし、人間誰しも実力のピークというものがあるはずである。一定の年齢を超えたら、後は、投手としての能力は下降の一途を辿ると考える方が合理的であり、また、科学的である。
 ところが、中日ドラゴンスの場合、吉見、山井、松坂などの古手が、未だに一軍登録されている(ときどき二軍に落ちて調整して、再び、一軍に戻ってくる)。これはおかしい。
 私が監督だったら、これらの古手の投手は、今期のうちに全員戦力外通告を行う。今シーズン限りで現役から退いてもらう。
 その代わり、二軍で頑張っている20代前半の若手投手を、一人でも多く一軍枠に入れる。若手投手であるから、経験がない。そのため、何度か失敗をするであろう。しかし、失敗も勉強の一つであり、やがて成績に反映されるであろう。そのような思い切った方法をとらない限り、来期もドラゴンズはBクラスで終わるのではなかろうか。
 私は、野球に限らず、弁護士にも同様の考え方をもっている。しかし、現実には、古手のベテラン弁護士が未だに幅を利かせている。いつまでたっても一線から退こうとしない。弁護士の世界も、最近は、法律改正が頻繁に行われるため、相当に真剣な態度で勉強しないと、最新の法律を理解することは困難であろう(しかし、依頼者はそのことをほとんど知らない。)。
 もちろん、古手の弁護士であっても、日々努力して最新の法律に追いつこうとしている人物もいる。しかし、人間、自分の専門外の分野は、えてして誤解や勉強不足が露呈することが多い。実際にも、新聞紙上で間違った法律解説をしている古手の弁護士がいた。恥ずかしいことである。
 また、一般の会社においても、「最高顧問」とかいう意味不明の肩書の下、会社を表敬訪問した要人との会談に際し、代表者と並んで顔を出している人物もいる。一体、この御仁は、いつまで一線で目立ちたいのか?会社の将来を担うべき立場にある後輩に道を譲る気はないのであろうか。私は、こういう「我執の塊」のような老人が嫌いである。早く一線から消えて欲しいものである。
 有能な若手が自由に活躍できる社会でなければ、日本のさらなる発展は見込めない。

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