本日の新聞を読んでいたら、名古屋市中区内で開催されていた「表現の不自由展」が予定どおり4日間の会期を終えたというニュースがあった。記事によれば、1400人が来場したという。主催者は、「表現の自由」なるものを持ち出している。しかし、前にも述べたとおり、醜悪な展示物は表現の自由の範疇を超える。このような有害無益なものを市の公共施設に展示する自由など認められないのである。そのことが、日本の(お人よしの)裁判官もほとんど分かっていない点が非常に残念である。仮に韓国が嫌う「旭日旗」をソウルの公共施設で展示しようものなら、大変な事態が発生するであろう。そもそも韓国当局は、最初から展示などさせないはずである。
日頃から定期購読している産経新聞の記事を読んでいたら、参考になる記事が載っていた。筆者は、かねてより韓国に長期間滞在している客員論説委員である黒田勝弘氏である。黒田氏は韓国に長く住んでいるとの話であり、韓国人の友人も多いそうである。
ただし、そのような黒田氏であっても、ソウルの日本大使館の前に設置してある慰安婦像について次のような意見を述べている。「外国公館に対する侮辱、嫌悪施設を長年、放置している国は世界にない。しかし、多くの韓国人は何とも思っていない。今なお日本相手なら何でも許されるという、反日無罪の気分があるためだ」と分析する。
黒田氏が指摘した日本を侮辱する嫌悪な像こそ、2019年、2022年と名古屋市の公共施設に展示された醜悪な展示物と同じものなのである。この醜悪な展示物は何体も製作されていると聞く。したがって、今回名古屋で展示されたものと、ソウルの日本大使館の前に現に設置してあるものとは別物である。しかし、外観、大きさなどはウリ二つであるように見える。展示の意図は同一であり、歴史を歪曲し、日本を不当に非難し、日本を貶めようとする目的がある点は同じである。
そうすると、ソウルの日本大使館の前に設置された慰安婦像が国際法に照らして到底設置をすることが認められないものであることを考慮すれば、それとの均衡から日本国内においても同様に展示(設置)を禁止すべきであった。大使館の前に設置してはいけない物が、どうして地方公共団体の施設内において展示が許容されることになるのか?理由が不明である。裁判官は、今後、大いに反省し、来年以降は展示を禁止する命令を出すよう期待を込めて注視することとする。
日本人は、このようなデタラメをやって全く反省しようとしない韓国という「後進国」との交流の在り方を真剣に反省する必要がある。国際交流の精神とは完全に相容れない「反日無罪」という、およそ世界の良識からは全く説明がつかない教義を国是とする韓国は、一種のカルト国であると考える。
昨今、旧統一教会というカルト集団と政治家の交際が社会問題となっている。今や世界では珍しい「反日」を掲げる唯一の国と言ってよい韓国との関わりは、今後制限するのが正解と考える。関わっても百害あって一利なしの国とは一切交流しないことが、今後新たな被害を防止する上では一番の方法である。
同時に日本の固有の領土である竹島を不法に侵略し、島を不法占拠している韓国は、不法占拠という共通項でロシアと相通ずるものがある。韓国とロシアは、日本にとっては仇のようなものである。絶対に信用してはならない。
(追記)最近、ニュースを見ると、旧統一教会の霊感商法が問題となっている。何が悪質なのかと言えば、被害者に対し嘘を繰り返し吹き込み、やがて本当だと信じこませ、財産を奪う所業が悪質だということである。また、福岡地裁でも、いわゆるママ友が、被害者の母親に嘘を吹き込み、やがてその嘘を信じた母親をして幼い子供を餓死させたという点が悪質だということである。いずれも、嘘をあたかも本当の事実のように宣伝し、それを信じ込んだ者に害を与えるという共通点がある。表現の不自由展も本質は同じである。醜悪な展示物は、嘘で固められた政治的宣伝の道具にすぎない。そのような道具を使って(お人良しの)日本人に対し間違った認識を植え付け、日本国に対し被害を与えようとしているのである。その意味から考えても、醜悪な展示物をこれ以上展示させることを許してはならない。
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