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弁護士日記

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都知事選挙の結果を予想する

2016年07月12日

 東京都知事の候補者が大方出揃った。現時点で、少しでも当選の可能性がある候補者は全部で4人に絞られた。小池百合子氏、増田寛也氏、鳥越俊太郎氏、宇都宮健児氏の4人である。
 私の個人的な考えでは、得票数の多い1位と2位は、小池氏又は増田氏の二人になると現時点(7月12日時点)で予想する。そこで、上記の4人について私なりの評価を加える。
 まず小池氏であるが、私の予想では当選の可能性が最も高いと考える。その根拠であるが、①豊富な政治経験があること、②知名度が高いこと、③女性であること、④防衛大臣の経験があること、⑤カイロ大学を卒業している経歴があること、⑥今回の選挙において組織の推薦というしがらみを断ち切っていること、の6点である。ここでは、④と⑤について言及する。④であるが、小池氏は、むかし防衛大臣を経験したことがある。そのため、国家に対する危機が発生した場合に、都としてどのようなことができるかという点が多少分かっていると思われる。⑤であるが、昨今、イスラム教が話題となっている。小池氏は、カイロ大を卒業していることから、イスラムに対する知識が他の候補者よりも豊富ではなかろうか。今後、万が一の際に、役に立つと思われる。
 次に、増田氏である。増田氏は、豊富な行政経験がある。特に、過去に岩手県知事を務めた経歴があることから、地方行政の基本は全て分かっているという強みがある。都庁の職員にとっては、4人のうちでは一番好ましい候補者ではなかろうか。また、「地方消滅」という衝撃的な内容を紹介した本もベストセラーとなっており、情報分析の能力はピカ一であろう。さらに、過去に幾度となくテレビに出演した際の発言内容をみても、非常にバランスのとれた見解を示している。地味ではあるが、能力が高い方ということができる。
 一方、今回、自民党の都連の推薦を受けた点は、選挙戦術からはやむ得ないことではあるが、古い体質を持った勢力の支持を受けたというマイナスイメージが付いて回る。自民党の都連の会長は石原伸晃代議士であるが、実際の実力者は古手の都議だという。この人物は、自民党の都議団のボス的存在の人物といわれる。小池氏が指摘した「都政における不透明さ」とは、このことを指しているのであろう。私も、どんな団体であれ、「ボス」、「大御所」、「ドン」という形容詞が付く人物は、昔から嫌いである。これらの人物は、私個人の「反権力の思想」に相容れないからである。
 3番目には、鳥越氏の評価の順番となる。鳥越氏は、いわゆるジャーナリストであり、知名度は非常に高い。しかし、鳥越氏に対する私の評価は4人の候補者の中では最低である。理由は、多くの中高年のジャーナリストの中に浸み込んでいる左翼的体質が気に入らないからである。左翼的体質の持ち主は、全員がそうとまではいえないが、基本的に日本の文化・歴史に対してマイナス評価を加えたがるという特徴がある。反面、日本を敵視する国家の立場を擁護し、場合によってはその体制を称えるというおかしな行動をとることがある。例えば、代表的な左翼勢力である日教組は、国歌「君が代」を日本国の国歌とは認めない。独自に定めた意味不明の歌を国歌「君が代」の代わりに斉唱して喜ぶ。
 私からみれば、このようなおかしな団体の推薦を受けた鳥越氏を都知事にするわけにはいかない。また、一般にジャーナリストは、他人を批判することは非常にうまいが、自分が大きな組織の長となって組織を運営した経験がないため、実際に都知事に当選した場合、どのように都政を運営してよいか分からなくなるのではなかろうか?今後、極めて不安的な情況を招くおそれがあって、私としては、鳥越氏は推薦できない。
 4番目は、元日本弁護士連合会の会長である宇都宮氏である。宇都宮氏は、生まれは四国の小さな漁村と聞く。以前、宇都宮氏が日弁連の会長選挙に出馬した際に、自分の経歴を紹介した本を書いておられ、私のその本を読んだことがある。宇都宮氏は、「元祖過払い金返還訴訟の提唱者」ともいうべき人であり、在野精神があふれたその人柄には、文句をつけようがない。
 他方、一般論としていうと、弁護士業は、所詮、個人営業に過ぎない。一般の大企業のサラリーマンや官僚のように、いろいろな部署を短期間で異動し、いろいろな仕事に取り組むという経験に乏しい。そのため、私の経験からみても、弁護士には社会経験が乏しいため、視野が狭い人が少なくない。宇都宮氏がどのような人かはよく知らないが、都知事の職務を全うして多大の成果を上げることは、難しいのではなかろうか。

日時:14:13|この記事のページ

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